第17話 私にも選ぶ権利というものがあります

「若・・・」


「イチカ、お前は黙っていろ!」


「若、いつから私は若の“特別な女”になったのでしょうか??」


「だいぶ前からだよ!」


「初耳です。若、お言葉ですが、私にも選ぶ権利というものがあります。勝手に特別扱いされては困ります。」


「はいはい、ケンカはそこまで。」


ブルーが剣を男の顔に向ける。


「それに、あなたたち他に仲間がいたわね。ドリアードが教えてくれるわ。隠れていても無駄よ。出てきなさい!」


茂みからは誰も出てこない。


「出てこないならこっちから行きますよ。ハイボネックス!!」


ブルーが呪文を唱えると茂みが急速に繁茂し始めた。


「イタタ!」

「何だこりゃ!?」

「おねえちゃーーーん!!」


 茂みの中から複数の声がする。ブルーの呪文でグングン伸びたバラのとげが、茂みの中の賊を絡めとる。そのまま石畳の方まで賊たちを押し出す。


「これで全員?」


からめとられた人数は4名だった。

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