第11話 再びエルフの里へ

「どういうことだ。なんで、偽物なんだ。」


王城を出たところで、隻眼の男が一向に問いかける。


「私が夜、水飲ませた時は、本物のようでしたが。」


「そういえば、お姉ちゃん朝爆睡してたよね。」


ミホと呼ばれていた女の子が突っ込み入れる。


「ぎくっ」


「フタバ、その話本当か??」


「若、、、すいませんー」


「その時、逃げられたかもしれませんね。」


イチカが答える。


「ったく、だから油断するなと言っただろうに。」


「朝ご飯食べなかったよ。もうあの時偽物だったかも?」


ミホがニコニコ答える。


「にしても悪趣味ですね、あれを食べるんですか。」


小柄な男が突っ込む。


「私もいい気分はしません。仕事は選んで欲しいです。」


イチカがじろりとにらみつける。


「女の子を誘拐するって話だけでも気分がよくない話です。」


肩をすぼめて男が答える。


「悪かったよ、次はきちんと依頼内容を確認してから受けるようにする。とりあえず前金もらているし、今回は我慢してくれ。」


一行は再びエルフの森に向かって出発した。



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