第10話 偽物?
「フレッシュゴーレムです。ゴーレムは額の文字を破壊されると魔法が解除されます。」
「どういうことじゃ。」
「おい、おまえら! 偽物を攫ってきたのが判らなかったのか!」
「え? 偽物って、エルフの森まで行ってきたのですが。」
「この無能どもが! 騙されたのがわからないのか!」
マッシモは顔を真っ赤にし、傭兵に向かって人形を投げつける。
「こんな偽物に報酬は払えん! もう一度行ってまいれ!!」
「マッシモよ。これは偽物という事か。」
「さようでございます。“暁団”よ、噂程ではなかったようだな。もう一度行ってまいれ!」
「・・・はっ」
「マッシモよ、あ奴らだけでは心もとない。余ははやくエルフの娘を食らいたい。急ぎ手配を頼む。」
「わかりました。すぐお触れを出しましょう。おい、お前ら。早く娘を連れてこないと、他の冒険者に賞金を持っていかれる事になるぞ。」
「・・・はっ、もう一度エルフの森まで行ってまいります。」
暁団の一行は、渋々と退席した。
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