第8話 傭兵の一団
一行は傭兵だった。東の島国から次期党首になる跡取り育成のため、武者修行の旅を続けていた。
「もうすぐ王城だな。娘っ子の様子はどうだ。」
「今日は全然暴れませんね、諦めたのでしょうか。」
若と呼ばれる青年に、イチカと呼ばれていた女性が答える。
宿を出た一行は、夕方頃に王城へ着いた。王国の名前は“ムルタの国”と呼ばれていた。
主都は大きな川沿いにある緩やかな河岸段丘を利用されて建築されたもので、周囲を石積の城壁で囲まれている。城壁の中に王族が住む城があり、城自体も城壁を持つ。外側の城壁と内側の城壁の間に市民が住んでおり、街を形成している。日中であれば城門が開いており、街の中に入るには比較的チェックが緩い。一行は、王から与えられている許可証を見せ場内に入る。
「さて、今日のうちに謁見できるかな。さっさと報酬に変えたいね。」
「どうでしょう。このまま王宮へ行ってみますか?」
「行ってみるか。」
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