第7話 居眠り”フタバ”

次の日の朝。


「おーい、フタバ姉ちゃん。おきてー!」


「むむむ? いつの間に寝ちゃった?」


フタバは自分を呼ぶ声で目を覚ます。やたらに眠気が強い。横を見ると、エルフの娘は縛られたまま転がっている。


「フタバちゃん、これじゃ不寝番にならないじゃない。ターゲットが逃げてないからいいけど、ばれたら若に怒られるよ。」


「ミホ、ごめん! 若には黙ってて。」


「朝ごはん食べたらすぐ出発だって。この子にご飯は私が食べさせておくから、早く行ってきて。」


「了解!」


ミホはエルフの娘を見下ろしながら言葉を発する。


「そういえば、トイレは大丈夫なのかな。おーい、大丈夫?」


ぺちぺち頬を叩く。反応が無い。


「あれ?死んでないよね?」


猿轡を外す。


「朝ごはん、食べて。」


口にパンを突っ込もうとするがブルーは反応なし。


「ボイコットかなぁ。まぁ逆の立場なら食欲無くなるわね。」


ミホはふたたび猿轡を締め直した。

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