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概要
泣くためじゃない。感情を見失わないために、映画館へ行く。
僕はヒューマンドラマ、とくに死別やグリーフを扱った作品を観に映画館へ通っている。気分転換ではなく、自分の中のトラウマと折り合いをつけるためだ。家だと通知や中断できる安心感が“逃げ道”になってしまう。だから、止められないスクリーンの前に身を置く。普段は泣けない僕でも、物語を挟むと泣ける。澱が溜まらないように、感情の輪郭を曇らせないように。上映後はすぐ立てず、一駅ぶん歩いて日常へ戻す――過去と共存する距離を整えるために。
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