後書
解 またいつか、また会えたなら、
またいつか、会いたい。
また会えたなら、良かったのに。
蒼夜と彩波のすれ違い。でも確かに2人は同じ夏、同じ海で恋をしていた。
「またいつか、また会えたなら、」をそして、後書を呼んで下さりありがとうございます。余韻に重点を置いたので、もしかしたらモヤッとしたままの方がいらっしゃるのではと思い説明を残しております。
もちろん、必ず読む必要はありませんし、皆様に残った感情や考察を大切にして頂きたい、これが私の創作における理念です。解、なんて言ってますけど、ただの私のプロンプトをまとめたものです。正解ではありません。
岸本蒼夜(きしもと そうや)
2003年産まれ。
礼里彩波(れいさと いろは)
1993年産まれ。
岸本蒼陽(きしもと あおひ)
旧姓 礼里。
この物語はこの3人が軸となって彩られます。
蒼夜の物語では2019年が舞台だったのに、彩波のスケジュール帳は2009年のまま。生前の彩波が使っていたものなので当然と言えば当然ですか、2人の認識していた時間がズレていたわけです。
この物語の10年前、彩波は自〇しています。その年の7月15日から8月15日まで、毎年、彩波は現実世界を生きることができていました。
何回目かの彩波がおばあちゃんに会えないから世界線が違う、なんて書いていましたが、おばあちゃんに会えない理由は、時が経ち亡くなってしまっていたから。ただそれだけでした。
時間のズレの描写はひっそりと色々なところに残しています。例えば曜日、スマホなどなど。
次に蒼夜の母蒼陽。最後彩波が言うように、彩波の姉でもあります。所々で彩波が感じた蒼夜がお姉ちゃんに似ているっていうのもあながち間違いではありません。
他にも、姉の名前が蒼という漢字が入った、空と太陽を表す名前だとか、蒼夜の使う家、母方のひいおばあちゃん乗った家が、彩波のおばあちゃんの家など、関係性が所々で描写されていました。
他にもあるので探してみてください。
2人は知らないだけで、本来は甥と伯母の関係性。惹かれあったのも偶然でなかったのかもなんて、当事者にも分からないことです。
蒼陽の性格もまたかなり強いです。
彩波にとっての姉は友達の多いお姫様のような存在。両親にも期待され愛されていた。でも、蒼陽の、会いたい友達はいない。なんてセリフに、強い女王様のような口調。両親に会うことはもうないなんて言葉。似ても似つかない彩波の美化された思い出。少し皮肉さを感じます。
彩波の生い立ちについてはほとんど書いていません。蒼陽の妹として産まれました。家族にとってはわかりやすい優等生であった姉に比べられて育ちます。そんな両親よりも愛してくれた祖母と、過ごす時間が多くおばあちゃんっ子でした。そんな育ちだったからか、学校でいじめにあい、最終的に自〇という手段をとりました。ただ、未遂になっています。しかし、後遺症が残り、精神の関係もあったため入院生活に。両親もその間に東京へと引越してしまいました。高校にも入学しましたが、入学生活そして、いじめの主犯も同じ学校という状態でしたので、ほとんど通っては居ません。入院してから1ヶ月程で命を落としました。
蒼夜の写真には、彩波の姿は映らず、蒼い空と、力ずよくうねり、太陽を反射して七色に光る波だけが残っていました。
その写真を見るまで、蒼夜はなぜ彩波が来なかったのか、嫌われたのかと頭を悩ましていたでしょう。
蒼夜が彩波の真実に気づくことはなかったと思います。でも、写真を見て、本来は出会うことの出来なかった特別な存在なのだと、8月16日は会えない日だっのだと、理解出来たのだと思います。
彩波が他とは違う存在なんだってことは、色んな言動からわかったかもしれない。蒼夜はそれに気づけなかった自分を悔やみながら、新たな人生を明けるための写真としていつまでも大切に持ち続けるでしょう。
またいつか、会いたい。蒼夜は「また明日」がいつまでも続かないことはわかっていたけれど、将来会うことができると信じていました。
また会えたなら、良かったのに。彩波はいつまでも続く時間がなかったからこそ、「また明日」が続くことを望んでいました。
最後に、瑠璃唐島は想像の孤島です。もし、実在していたらすみません。私の知識不足でした。関連性はございません。
瑠璃唐は瑠璃唐草からつけました。
瑠璃唐草(ネモフィラの和名)
花言葉 あなたを許す(蒼夜より)
清々しい心(彩波より)
またいつか、また会えたなら、 @Sahara_Tiduru
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