第33話 リーナの覚醒 〜紅蓮の剣姫〜

 終焉の使徒のアジトに到着した。


 地下神殿は、禍々しい雰囲気に包まれていた。


「【真眼】——敵は50人以上。そして、奥にシャドウがいる」


「多いな……」


 レオンが剣を構える。


「突破するしかない。行くぞ」


 俺たちは神殿に突入した。


「侵入者だ!殺せ!」


 終焉の使徒たちが襲いかかってくる。


「リーナ、レオン、前を!」


「任せて!」


 リーナが剣を振るう。だが——


「くっ……強い!」


 敵はベヒモスの力を分け与えられている。通常の冒険者よりもはるかに強い。


「リーナ!」


 俺が叫んだ瞬間、敵の剣がリーナに迫った。


「危ない!」


 ——その時だった。


 リーナの体から、紅い炎が噴き出した。


「これは……!」


 リーナの剣が炎に包まれる。


「【紅蓮の剣姫】……私の、新しいスキル」


 リーナの目が燃えていた。


「田中を追放した罪悪感……ずっと背負ってきた。でも、もう逃げない。この力で、仲間を守る!」


『リーナちゃん覚醒!!』

『かっけえ!!』

『炎の剣姫!!』


 リーナの炎の剣が、敵を薙ぎ払っていく。


「すごい……」


 ミラが驚いている。


「これがリーナの本当の力か。元々才能はあったんだな」


 俺は【真眼】でリーナのステータスを確認した。


 スキル:【紅蓮の剣姫】

 効果:炎属性の攻撃力大幅上昇、仲間を守る時にさらに強化


 仲間を守る気持ちが、スキルを覚醒させた。


「リーナ、道を開けてくれ!」


「任せて!」


 リーナの炎が敵を焼き払う。


 俺たちは奥へと進んでいった。


「シャドウ……覚悟しろ」


 いよいよ、黒幕との対決だ。

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