第13話: この物語の世界構造・勢力図など
この世界は、大きく分けて 三つの地上勢力+一つの上位存在 によって均衡している。
天界
直接戦争には介入しない。
だが“思想”と“選別”によって、地上すべてを覆っている存在。
熾天使監査官 サリエル
• 救済は条件付き
• 選ばれない者は、存在しなかったことになる
神へ全体救済を求めたミカエルは熾天使監査官サリエルより断罪を受け堕天、存在分割化の処分を受け片眼(右眼)だけ地上へ廃棄(逃げ出した説)される。
(他部位は消滅)
その時、ミカエルを庇ったとして堕天処理された天使
ラミエルは地上に堕とされる。
地上では方翼、天界へは戻れない人間として生きる。
ミカエルの右眼能力は戦闘時の回避、生存確率の算出などを行う機能があるため、ザコに宿ってからは
ザコにスキルが宿った。
天界自体、今は沈黙しているが、
ザコの存在そのものが、この沈黙を揺らし始めている。
⸻
地上勢力①
小国グラナディア(ザコの所属国家)
■ 国の立ち位置
• 国力:最弱クラス
• 人口:少
• 資源:乏しい
• 魔法適性:ほぼゼロ
周囲からは
「まだ滅んでいないだけの国」
「地図に残っているのが不思議な国」
とまで言われている。
■ 軍の特徴
• 基本は歩兵
• 装備は古く、統一感もない
• 魔導兵なし
• 戦術は防衛寄り
だが、なぜか負けない。
勝たない。
大勝もしない。
だが、必ず生き残る。
■ 国王
名を
アルベルト・グラナディア
• 老齢
• 温厚
• 英雄ではない
• 決断が遅いと批判されがち
だが彼は、ずっと一つの方針を貫いている。
「国は、勝つためにあるのではない
生き残るためにある」
「死んでしまうとは何事じゃ!」
「ワシが赴くことは…システム上、ない!」
この思想が、
知らず知らずのうちに ザコの在り方と重なっていく。
一兵卒のザコ
戦闘中、瀕死状態寸前に何故か右眼にミカエルが宿ってしまう。
卓越した回避スキルにより小国の一部隊でありながら戦線を押し上げる事に貢献する。
「何も凄くねぇ、ただ死にたくないだけだ!」
⸻
地上勢力②
魔導公国ヴェルサニア
■ 国の立ち位置
• 魔法文明国家
• 地形魔法・禁忌魔法を保有
• 魔導兵(幻影兵)を実戦配備
物理兵主体の国を見下し、
「戦争とは技術で決まる」と信じて疑わない。
■ 現在の問題
本来なら、とっくにグラナディアは滅んでいるはずだった。資源、領土権での戦が続いている。
だが――
前線が、じわじわと後退している。
理由が分からない。
敵は弱い。
戦力差は圧倒的。
それなのに、勝てない。
ここで初めて
ヴェルサニアは“違和感”を覚える。
そして指導者
戦乙女 ヴァルキリーのイーリス が動き出す。
グラナディアが立てこもる高地の砦を地形ごと破壊する宣告済み。
「慈悲である」とグラナディアへ1ヶ月の撤退猶予を与えた。
⸻
地上勢力③
魔道国家アルカディウス
■ 国の立ち位置
• 宗教×魔導の国家
• 民衆統治に長ける
• 情報と研究の国
表向きは中立。
裏では、常に“神の力”を求めている。
■ 大司教レオニウス
彼はすでに気づいている。
• グラナディアの快進撃は異常
• あの回避は技術でも魔法でもない
• あれは“選ばれていない何か”だ
だから欲しい。
だから怖い。
だから――排除する理由を探している。
レオニウス
「その右眼、…大事にしてちょうだい♡」
⸻
■ 現在の均衡状態
• グラナディア
→ 弱いが、崩れない
• ヴェルサニア
→ 強いが、決定打がない
• アルカディウス
→ 静観しながら、裏で牙を研ぐ
この奇妙な均衡の中心に、
名もなき一兵卒――ザコがいる。
誰もそれを
まだ“確信”していない。
そして天界の静けさも妙な怖さを孕んでいる。
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