概要
春を呼び、色を分ける。
大学進学した汐見煕灯(しおみいさり)は、山あいの温泉旅館の娘・彩葉(いろは)と出会う。
一筋の糸で結わえられた、家と、信仰と。恋のような愛のような、なにか。
己が姿を知らぬ白露の花が呼ぶものは、あるいは春の紛いものか。
一筋の糸で結わえられた、家と、信仰と。恋のような愛のような、なにか。
己が姿を知らぬ白露の花が呼ぶものは、あるいは春の紛いものか。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!それが恋であり、愛であると、信じていた。信じたかった。
男子高出身の主人公・煕灯(いさり)
女子高出身の彼女・彩葉(いろは)
大学に入学して早々に付き合いはじめたふたりの、不器用で、真剣な恋愛もよう
平成の地方大学生の生活・空気感みたいなものが、非常にうまくとらえられている小説です
「あのころ」の記憶を持つ大人も、
「あのころ」を知らない若い方も、
どこか懐かしい思いを抱くのでは
そして、ノスタルジックな恋愛ものというだけではないスパイスが、彩葉のかかえるふたつの事情
「夜一緒にいられなかったのは、他にも理由があって……」
そのふたつの事情ごと、煕灯は、彩葉を受け入れたつもりだったのだけれど
ほんとうに、彼女のすべてを受け入れ続けたか…続きを読む