第7話 三人組出動
事務所では三人組が珠音から指令を受けて居た。
「今から説明します。学校で冥府の門が開いて居るので、この札貼って閉じて来て下さい」
「あの〜珠音さんは〜?」
「明日も学校なので寝ます」
「失敗したら焼き払う」と恐喝とも取れる珠子と同じ恐怖に三人組も本気に成る。
学校に着くと明らかに雰囲気がおかしい。
「まず、何処に冥府の門があるかだ」
三人組は学校の見取り図を見ながら考えるが全く解らない。こんな時に珠子さんが居ればと思い嘆くが居たら居たで「失敗したら殺す」と言われそうなので、その考えはすぐ吹き飛んだ。
「まぁまだ今回は武器を借りれたし……」
アリス手製の大体の物に効く銃だ。
こうして話していても仕方が無いので突入する事にした三人組は、やっぱり怖い。
「俺達、オカルト研究会だけど……」
「毎回、ガチ案件ですよね」
「怖いよ〜」
そんな中、ブータンがトイレに行きたいと言い出した。仕方が無いのでブータンだけを行かしトイレの前で警戒する二人。
「間に合った〜」
『赤い紙欲しいか?青い紙欲しいか?それとも……』
その台詞を聞いた瞬間、ブータンは無表情でトイレに銃弾を撃ち込んだ。発砲音に二人が飛び込んで来るがブータンは「何時もの怪異だよ」と冷静だ。
次は音楽室に来た。一人でにピアノが鳴ると部長が火炎瓶でピアノを焼き払った。
「何時もの怪異だな」
次は深夜に目が動くモーツァルトだった。本当に動いたがアッキーが両目を銃で撃ち抜いた。
「何時もの怪異ですね」
ここで三人組は気づく……もう自分達は戻れない所まで、片足を突っ込んで居る事を……
「うぅ……ウブな頃に戻りたい……」
「もう後退りは出来ませんよ」
部長の慟哭にアッキーが冷静にツッコミを入れる。
「結局、冥府の門って何処なのさ」
「門って言う位だからドアとかじゃないの?」
そのまま学校の怪談を退治して行くが門の位置が解らない。
「困ったな……」
その時、膨大な数の幽霊が出口目指して向かって来る。
「ちょ!マジかよ!?」
「流石に無理だって!」
「いや、ちょっと待って下さい」
他二人は「?」だがアッキーは、とある仮説を立てる。
「コイツ等の向かう先が冥府の門では?」
「と言う事は……」
「はい、玄関が冥府の門です」
アッキーが、そう言うと三人組は急いで学校を飛び出し、玄関に札を貼ると中で亡者達が蠢く。
「最初から突入の必要無かったですね」
「だから珠音ちゃんは任せたのか」
「それならそうと言ってくれれば……」
「現場見てないから確信が無かったんだろ」と三人組は勝手に納得し、朝を迎えると亡者達は消えて居た。
事務所に帰ると珠音が朝食をとって居た。
「終わりましたよ珠音様」
「アリスさん」
「はい、それぞれ一案件の五万円です」
相変わらず割に合わね〜と三人組は思ったが、もう引き返せないので黙った。
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