概要
武器は週刊少年ジャンプ。弾薬は月刊少年ガンガン。
2035年。第七世代通信規格テラ・リンクが人間の神経を飲み込んだ時代に、それが落ちた。
八万の喉から同時に漏れたのは、56kbpsのダイヤルアップ接続音だった。
半年後。御茶ノ水の橋の下で、元7G世代の青年ケンザキはボロボロの少年ジャンプ一冊で脳の飢えを凌いでいた。接続を求めて徘徊する「帯域喰い」を避けながら、ただ生き延びている。
そこに現れたのが、全身にアルミホイルを巻き、頭に中華鍋を被った男。ギバ、五十八歳。
「箱舟を完成させる。パーツを集めに西へ行く。来るか」
秋葉原なら五分で見つかる部品を、中央線沿いに六十キロ歩いて探す旅が始まる。
武器は紙。週刊では足りない局面を、月刊の重さで殴り抜ける。新宿の渓谷を突っ切り、中野の地下で電話帳の迷宮に潜り、国分寺でキャブレター式のバイクに拾わ
八万の喉から同時に漏れたのは、56kbpsのダイヤルアップ接続音だった。
半年後。御茶ノ水の橋の下で、元7G世代の青年ケンザキはボロボロの少年ジャンプ一冊で脳の飢えを凌いでいた。接続を求めて徘徊する「帯域喰い」を避けながら、ただ生き延びている。
そこに現れたのが、全身にアルミホイルを巻き、頭に中華鍋を被った男。ギバ、五十八歳。
「箱舟を完成させる。パーツを集めに西へ行く。来るか」
秋葉原なら五分で見つかる部品を、中央線沿いに六十キロ歩いて探す旅が始まる。
武器は紙。週刊では足りない局面を、月刊の重さで殴り抜ける。新宿の渓谷を突っ切り、中野の地下で電話帳の迷宮に潜り、国分寺でキャブレター式のバイクに拾わ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!唯一無二。独創的で、変態的で、天才的なポストアポカリプス
時代は2035年。
通信時代は7G。高度情報化社会、情報が人間の身体に癒着した近未来。
その世界に、ある日突然「ピーーヒョロロ……ガガガ……」という音が響いた。
世界は情報過負荷で破裂した。
これを見た人は「何を言ってるんだ?」と、思うと思いますw
うん。実際そうなんです。
テラハードで独創的な世界観✨
SF好きには堪らない設定!
主人公たちは、キャッチコピーそのままに「少年ジャンプ」と「少年ガンガン」で戦いますw
敵は、情報に飢えた怪物“帯域喰い”と、電話帳に食われた奴ら、情報ゾンビ。
もうずっと秀逸オブ秀逸。
そんな世界の救い方は、古くて不便で重い90年代の“情報”ですよ?
なぜ…続きを読む