第17話マネキンのカレン

こんばんは……社畜のMです

雪が積もり…夜の世界は真っ白に染め光に照らさた雪は綺麗に銀色の光沢を発していますが……そこにカオナシが居てしまっては風景もクソもございません


「ほーほーほー?だったか?あのショタロリ大好き醜い赤いデブの雄叫びは」


「雄叫びって言うな、あとサンタな??お前なんちゅう偏見持ってんだよ…サンタに恨みでもあるのか??あと、サンタの定番はホッホッホッ!な?今回はサンタ関連の骨董品か?」


どうやら正解ですか?だんだん分かって来てるような気がしますね


「勘がいいな、違う」


違った、なんですか正解の匂わせはやめてください殺しますよ?


「今回は何を持ってきやがった?」


私はそう聞くと不敵な笑みでこちらを見ているような気がします……顔が見えないのに気持ち悪い顔をしてるのがよく分かります


「ふふふ、あんたに今日は……よいしょ」


マネキン???どこから?今スボンから出しました??どうやって???え?どうやってしまったんですか??


「おい、今どこから……」


聞こうとしましたがそれを遮り答えるカオナシ…ホントこの化け物は人の話を聞かないですね


「これは【マネキンのカレン】どこにでもいるマネキンだ、あんたには友達もおろか親友も居ないと思ってな?持って来たまでよ」


要らない配慮ですね……えぇ……本当に要らないですね……ガチでやめてください……だからそのまま私に押し付けて消えないでください!!本当になんなんですか!!


「速ぇって…」


私は仕方なく不本意ながら…はぁ、この持ちずらいマネキンを担ぎ家に帰宅し、マネキンを適当な場所に置き…気分を晴らすためにシャワーを浴び、風呂場から出てリビングに戻ったら


「お風呂上がりましたか旦那様…ご飯はできております…召し上がりください」


目の前にマネキンがご飯を作って待っていました……わたしが風呂に入っている間に何があったんですか??


「ちょっと待て……お前、動けるのか???」


「ええ……あの忌々しい男から離れることができたのは幸運でした…貴方にはとても感謝をしています」


確かにあの男は私も大嫌いな分類ですから、仲間ですね……


「なんだあの男嫌いなのか?奇遇だな、俺もなんだアイツは厄介な化け物だと思う」


「これはこれは同士でしたか……さぞ絶望を溜め込んでいるのでしょうね……」


ん?どうやら不穏すぎる言葉が聞こえましたよ…ただ、私の勘はセーフティーゾーンと言っています……社畜の勘はブラック企業に置いて必須な為備わっているのです……その代わりブラック企業じゃないと発動はしません


「絶望……ねぇ、鬱陶しいだけだと思うけどな」


包丁が強く叩きつけられた音が聞こえました…歯が折れるからやめて欲しいのですが


「私は興味があるんですよ…人間とは何かを……そして、人間にとっての恐怖、絶望、失望、虚無…ああ///…なんと素晴らしい響き…」


マネキンなのに恍惚な顔になってます…どんな原理で動いてるかはさておき…これはめんどくさいですね


「お前さん…人間の〜……そのぉ〜……すぅ〜…なんだ??恐怖と虚無を知りたいってことなのか?」


喜んでますね、喜びを体現しなくていいですよやめてください気持ちが悪いです…私の考えが当たるのが1番嫌なんですよ?分かりますか?私の気持ち?え?分からない?……ハハッ!ぶっ殺して差し上げましょうか?


「貴方は素晴らしい良き理解者です!!私は貴方のような方に会うのが夢だったのです!!嗚呼!!なんと幸運!なんと言う運命!!私はあなたに会うためにあのクソッタレの男に拾われた訳ですか!!これには指の爪先ぐらいの感謝をしましょう」


多分それは全然感謝してないですね……分かりますよその気持ちあの男に見つかった私がそうですから、そこは共感しますが、後のことは私は許容しませんよ?大人しくは死にませんから


「で?俺に何する気だ?」


「簡単です…貴方の脳……記憶をフラッシュバックさせて、トラウマを甦らせるのです!!貴方のトラウマで顔が潰れる様を私は見たいのです!!」


飛んだ変態ですね


「飛んだ変態だなお前」


ただ…こればかりは敢えてやらせてあげましょう……何故でしょうか?己の頭もイカれて来てるのでしょうか???


「さぁ、私にその記憶を!!さぁ!さぁ!!私の手に触れるのです!!」


「……はぁ、触れればいいんだな???」


「はい!!」


……なら、私なりのプレゼントです…お手並み拝見と行きましょうか


「お前は耐えられるか?」


「なに?」


触れた瞬間空間が泥のように黒く濁る空気と泥のような液状が足を粘着し絶対に離さないとでも言うように私とあのマネキンの足は浸かっている状況…この様な不気味な世界に泥沼から人の形をしたナニかが現れる……私はそれを知っている……理不尽の塊その物を体現した…我らが上司に似ている…本人なのかもしれない…そう彷彿とさせる不愉快な顔は私の顔は苦虫を噛み潰したような顔をしているでしょう……その泥人形はマネキンの肩をつかみ音が出る


『おいおい、お前さぁ〜何してんだ?誰が休んでいいと言った?誰が座って休めと言った?なんで休んでんだ?……言い訳は聞かない、とりあえず黙って立てや!!!』


ガッ!


「うぐ」


上司に似た泥人形はマネキンに腹蹴りをしています……我ながら最悪な気分ですね…見ていて吐き気が…トラウマレベルを超えた世界ですね………物理干渉してくるんですか…改めて見ると私の環境は常軌を逸してる環境ですね


「……物流干渉???ありえない!!私の世界を干渉するなど!!ありえないのです!!……何故だ??!」


「それが社畜だからだよ……お前は社畜の底の見えない恐怖に触れちまったんだよ……分かるか?クトルゥフ神も裸足で逃げる……深淵を抱いて包んでしまう程の黒に染まったのが社畜だ……お前は社畜の理解を得ることはない…体験しようとも、その黒を感じ取ることはない…お前にその絶望は分からない……いや、理解を拒むんだ」


私は真実を指摘する……どんな人間でも真実から目を背けたくなるものです

ですが、彼女は理解していなかったのです………社畜の本質を、マネキン如きに理解できるとは思ってませんが


「さて、どうする?次の恐怖を体験するか??」


「なんのこれしき!!私がどれだけ!!人の恐怖を味わって来たか!貴方には分からないでしょう!!」


その言葉をバットで返しましょうか……本当の恐怖はここからなんですから


『おい、俺を差し置いて話を進めるなよ…いつからお前はそんなに偉くなったんだ??』


泥人形は音を発する…マネキンの顔面を掴み持ち上げる


「は、離せ!!私に何をする!!ただの幻想が!!」


『おいおい、俺の教えを忘れたのか??こりゃみっちり教えてやらねぇとな〜』


泥沼はマネキンを床に投げ追加で蹴りを入れまたあの泥人形は音を発してきました


『1つ、先輩には絶対服従、絶対奴隷

1つ、先輩の頼み事は断らないお前は黙ってやれ

1つ、お前は殴られるだけのサンドバッグだ』


そう言葉を発する泥人形はマネキンの顔面を殴り、蹴りが入る…マネキンの顔がひび割れて壊れていく……中身は空洞かと思っていましたが


「うわ、気持ち悪いな中身あんのか」


割れた隙間から見えるのは真っ赤なニグのような物がうごめいていました……ここまで惨い中身は私は久しぶりに見た気がします…


「がっ……ぐぁ……」


マネキンは瀕死ですね…結構なダメージですからねぇ、さてどうしたものか…わたしがトドメを刺してあげましょう


「確か……カレンだったか?これから見せるのは本格な絶望と恐怖だ、当たり前だと思うがお前に拒否権は無いこの苦しみを俺は少しでも和らげたいからな」


「や、やめ……やめろ」


「いいや、辞めないお前が求めた絶望も虚無だ…有難く受け取ってくれよ」


私はマネキンの顔面に手を添え過去の上司時代の闇がマネキンに共有されていくのが分かりました……マネキンは体をビクビクさせ、耐えきれない、容量が限界突破だと言わんばかりに体をビク付かせながら、体中がひび割れを起こし、ポロポロとマネキンの皮膚が崩れ仲から赤い液体が漏れていく…中身がドロっとスライムのように垂れてきていました…私はまだトラウマを見せる…満足行くまで見せてやりたくなってしまいました


「やめろ!!お……ねがい……し…ま……す」


マネキンは力なく崩れて行き…私はいつの間にかベッドにいた……時刻は23時…久しぶりにゆっくり出来る時間になってました…あの泥人形はおらず、なんもなかったかのように物静けさが不気味さが増してきました……


「マネキン……」


机の周りにマネキンの部品が散乱していており、修復も不可能と言えるほどに壊れていた…仕方ないので倉庫に投げ、私は朝の3時に起きるため睡眠をする…

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夜の帰宅に骨董品を添えて 社畜堂M @Dannda

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