フラン②【メアリー】

フランのいきなりの登場にトニーは驚いている様子だった。


私はなんとかフランの腕をくぐり抜け二人の間に立った。

手を向けて説明する。


「こっちはフラン。賞金首の情報や賞金を稼ぐことができる仕事を紹介してくれる。」


そして反対にも手を向け、


「そしてこっちは…」


『いいよ、説明しなくて』


不服そうなフランに言葉を遮られる。


『元保安官の男でしょ?

僕はメアリーちゃんのことなら何でも調べるし、いつも見てるからこの男のことも知ってる』


持っていた花束を私にぐいと押し付け、トニーのそばに近づいていく。


そしてトニーを指差し、


『問題は!何でこの男と一緒に旅しようとしてるかだよ!』


そしてトニーに美しい顔を近づけ、


『あなたは何も思わないんですか!?こんな可愛い女性と二人で旅をしようとしているんですよ!?』


トニーはポカンとした表情でフランを見つめ返している。

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