黒沢奏は憧れない

すずたん

第1話 歓喜のドラフト会議

 “事実は小説よりも奇なり”という言葉は有名だろう。

 それは野球界でも同じで伝説の二刀流選手によくマッチする。

 しかし、この物語の主人公は伝説の二刀流には凄すぎて、憧れる事すらできなかったが。

 

『七球団競合の末、甲子園優勝にも導いた二刀流、黒沢奏を引き当てたのは福岡レモンズです!!』


(…………え?)


 福岡県北九州市のとある高校にて、男性とは思えない程かわいらしく、高校の規定により、坊主ではなくショートヘアーにできた黒沢奏は制服姿でガチガチに緊張し、中継画面を見つめていたが、まさか七球団競合した上にクジを子供の時から大好きな福岡市に本拠地を置く球団が引き当てたために……なんか、この世の出来事とは思えない感覚に包まれる。

 とはいえ、五秒後。


「や、やったーーー!!」


 と、満面の笑みでガッツポーズをしたわけだが。

 ちなみにもちろん全国区にこんな細くかわいい奏の喜ぶ姿が流れたため、すぐにファンからは“かなたそ”の愛称がついた。


 後、これは今までには居なかったタイプの二刀流選手の頑張りを描いた物語……まあ、現実で同じタイプでもっとすごい選手が出るかもしれないけどね!



 

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