星屑の迷子
みぃ
砂糖細工のお城
まどろみの淵 ひとり浮かぶ金色の舟
風は遠い日の言葉をささやき
星屑は 涙のつぶのように降りそそぐ
舟はゆらりと 銀河の波紋をなぞり進む
帰る場所さえ忘れて
ただ 静かな虚無に身をゆだねるだけ
たどり着いたのは 触れれば壊れる砂糖の城
壁からは蜜のような甘い香りが漂い
窓からは 淡く、消えそうな虹がこぼれる
扉を開ければ そこは綿毛の草原
柔らかな絨毯に足を沈めれば
遠くで名もなき生き物たちが 終わりゆく歌を奏でている
夜空には すべてを白く染めるミルク色の月
その光に包まれて
心はいつか 優しい幻へと溶けてゆく
星屑の迷子 みぃ @miwa-masa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます