あとがき

 この宇宙の向こう側の世界にいる、みんなへ。


 いつか、私もみんなのいる世界へ行くときが来たら、そのときは、必ずまた迎えに行くからね。

 

 あの日、そう約束した。

 

 みんなのところへ、必ず帰ると。

 

 でも、今はまだ、帰り方がわからない。

 みんながいる場所は、わかっているのに。


 だけど、会う方法は見つけたんだ。

 まだ、すぐには会えないのだけれど。

 

 だから、みんなとの「待ち合わせの場所」が、必要だと思うんだ。

 

 そのために、一つの世界を創ると決めたよ。

 

 もし、みんなが迷子になったとしても、すぐに見つけられるように。

 もし、私が迷子になったとしても、みんなに見つけてもらえるように。


 この宇宙の向こう側が、どんな世界なのか。

 私はちゃんと、みんなのところへ行けるのか。

 正直なところ、ちょっと不安だったんだ。


 それでも、私はきっと、みんなとまた会えると信じている。

 それだけは、確信している。


 それは、私がこの世界に来た理由は、みんなに会うためだったような気がするから。

 みんなを迎えに来るためだったと思うから。

 もしかしたら、みんなが私を迎えに来てくれたのかもしれないね。

 

 そう考えると、たとえこの宇宙の向こう側で、私が迷子になったとしても、また、みんなが迎えに来てくれるような気がする。

 そんなみんなの姿が想像できて、安心する。


 そして、私が創った世界を、みんなに紹介するね。

 きっと、喜んでくれると思うんだ。

 

 次は、みんなで一緒に、新しい世界へ行こう。

 

 ずっと一緒にいられる世界へ。

 

 待ち合わせの場所は――――――――

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