終章
この宇宙の向こう側の世界にも、時間が存在すると考えているが、それは、この宇宙の時間の概念とは「異なる」と考えている。
一つの世界をイメージするとしたら、こうだ。
それは、まるで万華鏡のようなものである。
数えきれないほどの色があり、さまざまな形の粒があり、それらは光を受けて、きらきらと輝いている。
そして、それらは常に動き、常に形を変え、二度と同じ形にならないように思えても、ある瞬間、同じ模様になることもある。
全体としての形は変わっても、そこに存在する一つ一つの素材そのものが、変わっているわけではないのだ。
その色は、意識のようでもあり、その粒は、世界を構成する素材のようなものかもしれない。
そして、それらがきらめく光の強さは、共鳴の度合いを表すのかもしれない。
この宇宙では、すべてを一直線に並べ、過去と未来を分けてしまう。
だが、宇宙の向こう側では、そこには過去も未来も同時に存在していて、過去と未来が組み合わさることによって、新たな一つの形が生まれるのではないかと思えるのである。
本質が変わらないのであれば、過去も未来も、すべては同時に、そこに在り続けている。
この宇宙の向こう側は、そんな世界もあるように思える。
そんな、この宇宙には存在しない、「過去と未来が同時に存在することが条件の世界」があると思えるのは、この世界が「一直線の時間」であった、おかげなのかもしれない。
複雑なこの世界において、あえて単純に、メビウスの輪のようなものとして捉えてみるとよいのかもしれない。
一視点から見れば、表と裏があるように見えることも、角度を変えれば、表も裏も存在しないと気づくことがある。
過去と未来も、原因と結果も、始まりと終わりも。
それらは分かれているようで、実は、ひとつながりなのかもしれないと。
すべては、どこから、どう見るか。
その見たものを、どう捉えるか。
そして、見えない部分を、どう感じるかでしかないのだ。
すべてのヒントが、この宇宙にある。
すべては、自分次第である。
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