石像のひみつ
わたしたちは広場に石像を見に行った。
とってもきれい
花野さんの石像はわたしと同じくらいの大きさだった。
きれいなワンピース。きれいな髪。きれいな顔。これこそ天使
「わたしそういえばそんなよく見たことなかったなー。こんなきれいなんだ。」
わたしは圧倒されて何も喋れなかった。
その時
守ってください
何か聞こえた。だれ!?
「かなでなんか言った?」
「え?なんのことぉ?」
するとまた
この世界を…守ってください
今度ははっきりと聞こえた。石像の方からだ
ん?石像?
まさか本当に石像から!?
「花野さん!」
思わず叫んでしまった。なぜ花野さんと叫んだのかわからない。
するとまた声がした。今度はかなでも聞こえたみたいだった。
「かなでさんあなたにステッキを託したのは私です。あなたはみんなのために魔法を使ってくれると思いました。だから託したのです。あなたは確かに人のために魔法を使っていますが…」
あの花野さんでも魔法をトイレットペーパーの補充に使うとは思っていなかったんだ。
「そう!わたしはみんなのために魔法を使うのです!」
「かなでさんは人を笑顔にする力があるようですね。」
花野さんは優しく微笑んだ。これぞ天使の笑み。
あのかなでもだまってる。
「未来さんはわたしとおなじくここに飛ばされたのですね。」
「は、はい!」
緊張するー
「私はあなた方につたえたいことがあります。かなでさんステッキを狙ってくる方がいますよね。あの方達はステッキでこの世界を壊そうとしています。絶対にステッキを渡さないでください。」
ステッキで思い出した。
「花野さん、ステッキで敵を倒そうとした時かなでが別人みたいになるんです。かなでは記憶がないって言うし…」
「あれは…私がかなでさんを操っています。」
やっぱり
「じゃあどうしておだやかな花野さんと元気なかなでがあわさってあんなクールなひとになるんですか。」
「私は操ると言ってもかなでさんが秘めている力を引き出しているだけなので。きっとかなでさんの本性はクールなんでしょうね。」
「そもそも何で花野さんは石像から話しているんですか。」
「私は自分から石になりました。」
「これは私自身です。」
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