第5話 道の先の社殿へ
今、眼鏡の友と私は門の前に立っている。門は開いている。
閉まっていないというのが表現的に正しいか?
「んー、これ、どう思う?」
眼鏡の友が問いかける。
「どう思うも何も、ラッキーと思うしかないんじゃない?」
「んー、だよなぁ」
門の開閉音が響き渡ったので、どう対処するか悩んでいたわけだが不要に終わった。
眼鏡の友は頭を掻きむしった後、意を決したように前を向く。
「んー、じゃあ、僕が先に行くから後からついてきて」
眼鏡の友が先行してくれるらしい。ただ私が背後も注意しなければならないよね?難しいことをいう。
「わかった」
足元と後ろに注意を払いながら、眼鏡の友と私は門をくぐる。
「「なんだこれ」」
眼鏡の友と私は声を上げてしまった。
門の手前まで真っ黒だった空が、門をくぐると燃え盛るような、まさに紅蓮色に変わったのだ。
先ほどとは変わって灯りが無くても見える。遠くも見える。遠く・・・?
地面はアスファルトだ。地面というか道が続いている。
道の両隣は木造の建物。時代劇で見る江戸の街並みに似ているが建物は一緒で、脇道が一切ない一本道。
そして道の先、手前に幅が広めの階段に立派な屋根をした建物が見える。なんだ?神社?
「んー、道の奥に神社の社殿のようなものが見えるけど・・・なんだろう?」
「脇道ないし、入れる建物もなさそう。雑なRPGみたい。」
「んー、雑なRPGか。じゃあ、奥の建物にいくしかないわけだ。」
ため息をつき、両脇の建物をチェックしながら道を進んでいくことにした。
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