第2話 回想
「最近、精神鍛錬がマンネリでやなぁ・・・」
私の自室にて、格闘ゲームで対戦中の角刈りの友がぼやく。
「んー?マンネリねぇ、精神鍛錬ってなにしてんの?」
すぐ後ろのソファでスマホをいじりつつ順番待ちの眼鏡をかけた友が反応する。
「瞑想と座禅とやな。あと滝行?」
「へー・・・って、滝行がマンネリ?高水圧シャワー垂れ流して滝行~、とか言わないよな?」
「んなわけあるかい。近くのスーパー銭湯にやなぁ、出来てん!ちっさいけど、今年の頭くらいやったかなー?
にしても、このキャラ弱いな。俺やったら負けるわけないのに!」
私に負けて角刈りの友が独りごちる。
「んー、じゃあマジの滝行やりにいく?・・・予約すればやれるところあるっぽいけど。」
ぱぱっとスマホを操作した眼鏡の友が提案してくる。
「マジで?ほな予約してもうていい?」
「んー・・・え?僕が予約すんの?いいけど・・・よし。3名で予約した。明日よろしくね。」
眼鏡の友よ。行動はやくないか?日程確認をしないのはアカンやろ。まあ暇だけど。
「あー、私も行くんだ・・・システム維持管理の直通連絡用スマホどこやったかな・・・」
「社畜はつらいのう」
「そうなんだよ。いつかかってもいいようにしなきゃいけないし・・・ポケット大き目のズボンあったかな」
私はため息交じりにクローゼットを見つめた。
「んー、よし。次は僕だ。今日こそ僕が勝つ!」
眼鏡の友が角刈りの友からコントローラを奪い、私に挑みかかってきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます