レイブン
Zamta_Dall_yegna
レイブン
秋、1人外にいた。今は就業中。行き詰まった空気から逃げるように、外を転がる木の葉の如く外に出ていた。
朝、人気のない道路。わが物顔で進んでいく。行き先は決まっている。行きつけのコンビニだ。
光、窓から差し込んで、薄暗い室内に白い道を作った。暇そうなコンビニバイトは、細く開いた目で遠くを見つめていた。
1つ、飲み物を手に取る。ココアの入ったその缶は、僕の手に温もりを与えた。店内に客は他にいない。心地よい静けさに対して、缶の温度は高いくらいだった。
1枚、札を出す。支払いを済ませて外に出る。まだ外に出て20分も経っていない。街灯の伸びた影を眺めて歩く。
一羽、鳥が空を舞った。黒く大きな美しい鳥。しばらくすると、もう1羽が飛んできた。番のように吸い込まれるように、彼らは身を寄せ合った。
空、2羽の鳥が舞っていく。高く高く飛んでいく。僕は孤独と身を寄せて、その様子を見守った。
「ああ、レイブンか」
手は、もう冷え切っていた。
レイブン Zamta_Dall_yegna @Zamta_Dall_yegna
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます