第5話
それから10年が経ち僕は15歳になった。
「ナナシ君今日こそ、私のプロポーズを受け入れてくれますか?愛して……」
「断る」
そう僕は性別女なのだ、それを5歳の時に髪の毛を欲しがった男。
マクシー・リプテン、ギルド員でも七星と呼ばれるトップ7位の中に食い込んでいる人物であり、狂犬の異名を持つ人物でもある男が、僕の髪の毛を未だに所持していて、ニオイを嗅いでは興奮している上に、僕を見るたび常にプロポーズしてくるロリコンだ。
僕が初潮を迎えた時からプロポーズし始めたのだから変態だと思う。
「ところでナナシ君、今日はケルベロスのキング級が手に入ったので銀貨5枚でステーキが食べられるそうですよ」
「希少部位はギルドが食べるんだろうから興味無いよ」
希少部位は食べれば世代が上がりやすい。
魔物から拳程の大きさが取れることもあれば大きさでもっと大きいものもある。
「まあ、希少部位となれば金板数枚でも足りないでしょうから、上のメンバーで食べるので、私の分を分けようかと思いまして」
「本当に? 少し好きになったかも」
「す、す、好きになった……。結婚しましょう」
「それはない」
「……そうですか」
まるで頭の上に生えた耳が下がったような雰囲気を漂わせている。
僕は面倒なので、とっておきをすることにした。
「マクシー」
「どうしたんですか?」
僕はマクシーの頬にキスをする。
マクシーは頬を赤らめながら眼鏡を直した。
「えっと、今晩、提供されるそうなので、制服で食堂に着て下さい」
「分かった」
僕はギルドの宿舎に戻り、制服に着替えてから街に出て暇つぶしをすることにした。
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神戯審判 白灯桃太(はくとうももた) @ebimayogundan
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