第3話
検査室に入ればギルドの人が居てテーブルに水晶が置かれている。
「名前は?」
「ナナシ」
「ではナナシ君、水晶に手を当てて下さい」
僕が水晶に手を当てる前に僕の身体から少し青い光が水晶に吸い込まれたかと思えば水晶が紫色になり、ひび割れながら結晶化した。
「ナナシ君、力を抑えて下さい」
「何もしてないよ」
「こちらとしては、魔石が増えてありがたいのですが、測定出来ないのは困ります」
それから数回繰り返したが、魔石にしてしまい、予備の水晶が無くなったので、僕の検査は中止になった。
「ナナシ君、髪の毛貰って良いですか?」
「なんで?」
「ナナシ君が居なくても髪の毛だけでも検査出来そうなので」
僕は一本髪の毛を抜き職員に渡す。
「綺麗な金色ですね」
金色の髪の毛は僕以外今のところ見たことがない、僕も髪の毛は強くなってから色が変わった。
「帰って良い?」
「お疲れ様です」
僕は検査室から出れば、あの親子とすれ違い、男の子は僕に鼻くそを飛ばしてきたので回避しつつ、部屋に入っていくのを見送り、ギルドの服売り場で服を購入し、トイレで服を着替え、古い服は異次元にしまった。
髪の毛ショートだが、癖毛だ。
「金貨かー、移動能力でいろんな国のお金もってるけど、此処の通貨が一番高いんだっけ?」
ここはヴァネッセ帝国と同等の権力を持つローレイン共和国だ。
様々な国に助力してきた結果、他の国からも助力を惜しまない国として上げられる。
発展しているのもあるけど、魔物討伐数と人喰らい討伐数も優れている国でもあるのもあるだろう。
優秀な人員揃いということだ。
久しぶりに温かい料理が食べたくなったので、パンとシチューを注文した。
出てきたのは硬いまるパンと野菜と肉少しの少し青い色のスープだ。
もしかすると、ミノタウロスの入れて、魔素を含ませた料理を作り、ギルド員の力の底上げを図っているのかも知れない。
ミノタウロスの肉塊一つで大鍋50個程の交換がきく、一般人にはそれで十分な魔力濃度なのだ。
それを僕は大量に食べても変化はない、ワイバーンの肉を食べても同様。
それもそのはず、僕は異能を現時点で108個獲得している。
5歳の僕がこれだけ能力を持っているのだから、他の人はもっと持っていそうだが、今現在であった中では僕より能力を持っている人は居なかった。
ま、隠してるんだろうけど。
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