第2話 闇の魔力

ミスゥラース国に入国して、一日。


「美味しいな!カイト様」


「…………」


今、食事場でご飯を食ってる。レイナが食べたいと言ったからだ。6品を注文して凄い勢いで食べてる。


「レイナ……あのこの町、滅ぶのでは?」


「はい、滅びます。だからその前に食べておこうかと」


勇者の役割をサポートして世界を救うために動くのでは、この綺麗な町を個人的には救いたい。だけど黒い気配は分かるがそれがなんなのか?俺には分からない。


賑わう町並み。楽しそうな子供達、買い物に来てるであろう大人の人達。


「この町が……滅びるなんて」


ご飯を食べていたレイナの手が止まる。


「来ます。」


「えっ?」


来ます?なにがこの町が滅びる原因か?、だとしてもなにも。


「我は魔王だ!世界よ、終われ。」


魔王?なんで魔王がここに魔界にいるんじゃないのか、レイナに確認を急に俺の手を握ってきた。


「逃げますよ、カイト様!」


「逃げるって、どこにだよ!」


ッ!?この気配は……いる。魔王が後ろに……。この圧迫感。


「貴様は勇者だな、逃げるなんて勇者らしくもない」


逃げる逃げないの選択肢が……もう選べない動けば確実に殺される。だけど……。


「終わりだ、魔王!」


えっ?怯える身体を動かして落ちていた剣を手に取り、背後にいる魔王に剣を振り下ろしたがすでにそこに魔王がいない。どこの?


「勇者にしては、弱いな。先の方がよっぽど勇者であったぞ」


後ろ。と俺が気付いた時。俺の胸から飛び出ている剣に気付いた。赤色の液体、血液を伝っていくそれが自分の身体から出ているのに意識がおいつかなかった。


「グハァ!」


刺された?いつ……早すぎる。魔王を倒さないと。俺の体は無造作に地面に倒れる。寒い、意識が……俺の勇者人生。終わるの早くないか。


「カイト様!」


「聖剣か……勇者が消えた貴様らは生きていくのは無理だな。手に掛けるまでもない。」


レイナ……逃げ……もう声が出ない。俺は死ぬのか?こんな場所で……まだなにもしてない。まだ勇者として戦ってもいないのに。


俺が大好きだった絵本「英雄物語」の主人公アレルのように皆に認められ皆の助けになる。最強の勇者になれると思ったのに。


「…………」


レイナ?泣いてる?なにを言ってるのか分からないよ。もうなにも聞こえない、なにもかんじない。


★★⭐⭐


「ここは……」


俺は確か、襲ってきた魔王に殺されたはずだ心臓を後ろから人差しで、顔は見えなかった。必死だったし黒いもや見たいな物に包まれていた。


「俺は死んだのか?」


辺りは暗い空間、このフワフワ浮いてる感覚はそう言う事だろうな。レイナは大丈夫かな……。


『貴殿はなにを望む』


「誰だ!」


回りを見ても誰もいない、頭に直接語りかけられてる。


『他の勇者も皆、様々な場所で死んだ。そして死んだ元勇者達は別の世界に転生を望んだ。だからお主にも聞こう、誰一人として望まなかったこの世界の本当の勇者になってくれるか?』


俺は……この短い期間に何回。勇者の選択を迫られたんだ?。俺は過去の記憶がない。気付いたらあの森にいた。


だけど違和感も何もなかった。普通にこの世界の知識だってあった。


『勇者カイトよ。お主だけは他の勇者とは違っていた。お主は元は日本と言う平和な国で暮らしていた普通の高校生じゃ』


「こうこうせい?」


なにを言ってるんだ?……俺が転生?追い付けない。


『他の神と考えて決めたのだ。お主に世界の知識を与え地球での記憶を封じ、違和感も何ももたないようにして。あの森に勇者になれた強制した、すまない。』


「…………」


『望むなら、地球に返す。お主は車に轢かれて死んだのだ。』


「一からやり直せるか?」


『もちろんだ、なら地球えの手配を』


「違うよ、この世界でだ。俺はカイトは死んだ。なら一から頼みたい。」


たぶん、あの町の事や他の事を知っていたのも全部。俺に与えてくれたんだろう。


『よいのか?』


「俺は勇者になる。勇者になりたい!」


あっそう言えば、レイナはどうなったんだろう?あいつに会いたいな。


『安心せよ、聖剣ミスルギは元の場所に戻した。聖剣は皆。使用者の勇者が消えれば本当なら元の祭壇に戻るのだ。だがなぜか他の聖剣は砕けてしまった。』


「そっか、ならよかった。」


迎えに行けばいい。そしてレイナからもう一度、力を貰う。勇者になるための!


『頼むぞ、勇者カイトよ』


「はい、行ってきます!」


行こう、勇者になるために英雄になるために……俺の物語だ!。




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この世界に勇者が必要だ。 ゆえりあ @Yueria16renren

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