第12話 主要人物

『神の手(ゴッドハンド)・ゼロ』の世界を彩る、業の深いキャラクターたちの紹介です。


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### ## 主要人物


#### **九条 零(くじょう・れい)**


* **肩書き:** 闇の無免許医(元・聖マリアンナ中央病院エース外科医)

* **特徴:** 常に泥まみれのブーツと、煙草と雨の匂いが染み付いた黒いコートを纏う。右手の神経を断たれ、異能を封印された「欠陥品」。

* **核:** 「神様なんていない」が口癖。異能に頼らず、解剖学の徹底的な修練と指先の微かな触覚だけで、異能医すら匙を投げた命を救い上げる。執念の化身。


#### **美月(みつき)**


* **肩書き:** 看護師(零の唯一の理解者・相棒)

* **特徴:** 零の不器用な優しさを知る数少ない人物。特養や貧困街で零と共に働き、彼の「汚れた手」を誰よりも美しいと信じている。

* **核:** 異能が支配する世界で、唯一「人間としての看護」を貫く。第8話で感染し、零が「人間であること」を選ぶための動機となる。


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### ## 宿敵とライバル(異能医師たち)


#### **東雲(しののめ)**


* **肩書き:** 聖マリアンナ中央病院 第一外科部長

* **異能:** 『最適解保持(オプティマイズ)』

* **因縁:** 零の親友でありながら、彼から右手の異能を奪い、医学界から追放した張本人。

* **核:** 零の才能に誰よりも惹かれ、誰よりも嫉妬した男。奪った異能で「完璧な奇跡」を演じるが、それは常に過去の零の模倣に過ぎない。


#### **大河原(おおがわら)**


* **肩書き:** 聖マリアンナ中央病院 理事長(ラスボス)

* **異能:** 『不老不死の簒奪(エターナル・ドレイン)』

* **特徴:** 異能を「資源」としか見ていない冷酷な統治者。若返りのために医師たちを消耗品として使い潰す。

* **核:** 日本医療の頂点に君臨する神を自称するが、その正体は他人の命を啜る寄生虫。


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### ## 堕ちていく権威たち(各話ターゲット)


#### **白銀(しろがね)**


* **異能:** 『細胞活性(バースト)』

* **末路:** 第1話で患者を爆発させ、絶望。パンデミック編では異能を失い、零に「医者の本分」を突きつけられ、初めて泥臭い救命に挑むことになる。


#### **金城(かねしろ)**


* **異能:** 『瞬間止血(スタシス)』

* **末路:** 止血に甘え、血管の剥離を怠ったことで「内出血の海」を作り出す。零にガーゼの重さで出血量を言い当てられ、プライドが瓦解。


#### **御手洗(みたらい)**


* **異能:** 『未来視(ヴィジョン)』

* **末路:** 統計学による予測を「予言」と称し、製薬会社と癒着。患者の吐瀉物の匂いすら嗅ごうとしなかった鼻を、零によって現実の「腐敗」へと叩き込まれる。


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### ## 施設の人々


#### **正造(しょうぞう)**


* **立場:** 特養の入居者(元・大工職人)

* **役割:** 零がかつて潜伏していた特養「陽だまりの家」の友人。零に「職人の手」の矜持を説いた人物。零のシルバーカーのモデルは、正造との出会いに由来する。


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### 登場人物の「匂い」対照表


| 名前 | 主な「匂い」 | 象徴するもの |

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| **九条 零** | 鉄、雨、安煙草 | 泥臭い現実、執念 |

| **東雲** | 無機質なオゾン、高価な香水 | 偽りの奇跡、虚飾 |

| **理事長** | 焦げた蛋白質、腐った光 | 簒奪された命、狂気 |

| **美月** | 石鹸、清潔な朝の空気 | 希望、慈愛 |


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