第3話 ホットパンツのお姉さんがエロ過ぎる
そして翌日。
起きたのはお昼近くだった。
まどろみの中、隣にいる筈のあかりさんを探して彷徨う手。
「……いない?」
手は空気を掴み、そこにいる筈の女体は何処に。一瞬やり逃げされたかと思ったが、よく考えたらここは彼女の家だった。
「あ、起きたのね。今お昼ご飯作ってるから待ってて♡」
ひょこっと現れたエプロンを着けたあかりさん。そう言えば、台所から食欲を刺激する良い香りがただよってきている。
匂いに釣られた腹の虫が「ぐぅぅっ」と鳴き、空腹を知らせる。
昨夜あれだけ動いたのだ。
腹が減って当たり前か。
顔を洗ったりして待っていると、料理がテーブルへと運ばれてくる。
「お待たせ。あんまり手の込んだものじゃなくてごめんね」
ツヤ立った白米。
湯気の立った味噌汁。
具はシンプルにネギと豆腐。
焼き魚は鯵の開き。小鉢には茄子の煮浸しと胡瓜の塩昆布和え。最高過ぎる和食御膳に大量の唾液がドバドバ出てくる。
「めっちゃ美味そうです! 食べて良いですか!?」
「ふふ、どうぞ召し上がれ」
はっきりいって美味かった。
どれも絶妙な塩加減。
味付けもシンプルでご飯が進む。
「美味いです! あかりさんなら小料理屋開けますよ! おかわりあります?」
「ご飯も沢山炊いたからいっぱい食べてね」
都度三杯の飯をおかわりし、大変満足なお昼だった。
「食った〜! マジで美味かったです! ご馳走様でした」
「お粗末さまでした。男の子っていっぱい食べるのね。こんなに美味しそうに食べてくれるなら、作り甲斐があるわ。ほら、ご飯粒が付いてるわよ?」
俺の口元へ付いたご飯粒を取ってペロリと食べてしまったあかりさん。なんだかやけに欲情的な仕草にドキッとしてしまう。
「あかりさん、マジエロいっす」
「なに急にっ……もしかして、またしたくなっちゃった?」
俺がこくりと頷くと、あかりさんの顔がポッと赤らむ。
「二人でシャワー浴びる?」
「浴びます」
あかりさんに手を引かれ、二人で仲良くシャワータイム。勿論、その豊満なボディを堪能し、お風呂で三回、その後ベッドで三回もしてしまった。
「孝太郎君、本当に凄いわね。女の人より旺盛なんじゃないかしら」
「そうですか? あかりさんがエロ過ぎるから我慢出来ないだけですよ」
「もう、そんなに嬉しくなる事ばっかり言って……ねえ、もう行っちゃうの?」
「いやぁ、出来ればもう少しお世話になりたいんですが……」
ベッドでのピロートークで持ち上がった俺の今後。
実は、何故か分からないが俺のスマホは現在使えない。ネットも繋がらないし、あかりさんのスマホを借りて実家の母親に電話したらまったく知らない人が出た。
ますます訳が分からない状況なのだ。
とりあえず、バイト先や実家へ直接行ってみようと思うが、もしもがあった場合、戻って来る場所が必要だった。
「私はずっとここに居て欲しいんだけどね……」
「いやぁ、それは流石に迷惑ですよ」
「そんな事ない! 孝太郎君になにか事情があるのは分かるけど、私はずっと孝太郎君にいて欲しい!」
「あ、あかりさんっ」
俺の上に覆い被さったあかりさんが涙ながらに訴えてくる。
「わ、分かりました。あかりさんがご迷惑でなければ、暫くお世話になります」
「うんっ、遠慮なんかしないでね」
急展開だが、流れに任せていたらホットパンツのお姉さんと同棲生活が始まってしまったようだ。
「全部私に任せて! とりあえず、連絡が取れるようにスマホを買ってあげる! 欲しい物は遠慮なく言ってね。お金なら使うところもなくて貯まる一方だから心配しないで」
朗報です!
フリーターは、お姉さんのヒモにジョブチェンジしました!
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