第2話 ホットパンツのお姉さんがやたら積極的な件
「あまり綺麗じゃないかもだけど、ゆっくり寛いでね。あ、お茶とコーヒーならどっちが良い?」
「コーヒーで……」
家に上がると、予想通り間取りは全く一緒だった。ただ、配置された家具やインテリアなんかは女性らしい小物や配色。
やっぱり自分の家であって自分の家ではないんだと、改めて認識させられた。
「名前はなんて言うの?」
「
「孝太郎君ね。私は"佐藤あかり"。普通の会社員で二十五歳よ。孝太郎君よりちょっとお姉さんね」
二つ上だと言うあかりさん。確かに、お姉さんらしい落ち着いた雰囲気を感じていた二十三歳童貞。
そんなあかりさんに淹れてもらったコーヒーを飲みながら、ちょっとした世間話をする事に。
「あかりさん、彼氏はいるんですか?」
「もしかして煽ってるのかしら? 当然、居ないわよ彼氏なんて。今まで一度も出来た事ない」
「こんなに綺麗な人が!?」
「嬉しい事言ってくれるじゃん。でも、あんまり女の人をからかったらダメよ?」
「す、すいません。でも意外だったので……」
「私も出来たら欲しいけどね。なにせ競争率が高くて。孝太郎君みたいなカッコいい男の子が彼氏になってくれないかしら」
なんて言いながら、あかりさんの手は俺の太もも撫でていた。
「あ、あかりさんっ」
「ん? どうしたのかなぁ♡」
なんか、積極的過ぎやしませんか、このお姉さん。
距離は近いし、女性特有の甘い香りが鼻腔をくすぐる。視線は自然と唇や、その下の谷間へと吸い込まれていく。
「あ、お風呂はどうする? 着替えは用意出来ないんだけど、プレゼントで貰ったガウンがあるわよ?」
「じゃ、じゃあ、それをお願いします。シャワーお借りしますね」
「分かったわ。上がったらビールでもどう?」
「お、それは最高っすね」
シャワーを浴びつつ、なんで俺は普通にしてんだと自分の能天気さに呆れていた。
「まあ、なるようにしかならんか」
考えてもしょうがないと諦めた俺は、脱衣所に用意されていたガウンを羽織り、あかりさんの元へ戻った。
「おかえり、ビール冷えてるわよ。うん、ガウン似合ってるわね」
「そうですかっ? こんな洒落たの、初めて着ましたけど。あ、ビール頂きます」
友達から聞いた話だと、男女が睦み合うラブホテルとやらでは、普通にガウンを着るらしい。行った事ないけどね。
「じゃあ、私もシャワー浴びてくるわね。脱いだ服は洗濯して乾燥しちゃって良いかしら?」
「あ、お願いします。なにからなにまで、ありがとうございます」
「ふふ、良いのよ。じゃあ、適当に寛いでて。覗いてくれても構わないけど?」
「はは、からかわないで下さいよ~」
優しく微笑むあかりさんに、ちょっと見惚れながらその背中を見送る。
「それにしても、普通初めて会った男を泊まらせるか?」
思えば疑問だらけだ。警戒するどころか、もてなされている感まである。それに、なんかワンチャンありそうな雰囲気。
普通こんな状況なら、一人暮らしの女の子は警察一択な気がするが……。もしかして、あかりさんって相当なビッチ?
「くぅぅっ、ビール美味!」
この状況に疑問を抱きつつも、ビールの美味さで段々どうでも良くなってきた。
一缶目をグビっと飲み干し、遠慮なく二つ目のビールを手に取る。
「小さい事は気にするな、わかしこわかしこ♪」
「へぇ~、男の子もそんな下ネタ言うのね」
「わぁっ、聞いてたんですか!? めちゃくそ恥ずいっ!」
「ふふ、面白い子ね。孝太郎君って」
風呂上がりでバスローブを巻いただけの格好で出てきたあかりさん。あまりの色気に思わず二度見してしまった。
艶やかな長い黒髪を後ろで束ねたお陰でお目見えしたセクシーなうなじ。
パッチリした二重から覗く瞳。
口元にはプルンとして柔らかそうな唇。
下半身を見ればすらっとした脚。
是非太ももで挟んで欲しい。
そして一番注目するべきは、輝く谷間と二つの大きな山。
バスローブから今にも飛び出してきそうな山に、俺はテントを張って登山する準備を始めていた。
「どうしたの孝太郎君? ボーッとしてるけど」
「いやっ、すいません! なんかこういうの慣れてなくてっ」
「こういうのって……どういうの?」
目の前までやってきたあかりさんが、俺が持っていたビールの缶を取って口をつける。これって、間接キスじゃないですか!
「ふぅ、やっぱりお風呂上がりはビールね」
口元から垂れたビールの雫が、男が間違いなく踏み外してしまう谷間へと吸い込まれていく。俺の目線は、その光景に釘付けだった。
「孝太郎君って、やっぱり好きなの?」
「ふぇ? な、なにがですか!?」
妖艶に微笑むあかりさん。
ひらりと落ちていくバスローブ。
「こういう事……♡」
目の前に現れた二つの巨峰。先端にそびえる突起したピンクのそれは、女性という性をこれでもかと主張していた。
「はぁ、はぁ……」
人生で初めて起こったピンクなハプニングに戸惑う俺。
流石童貞と笑えば良い。興奮で思考は止まり、体は本能のままに動いていた。
「あんっ、いきなり大胆ね」
俺は目の前に現れた巨峰を揉みしだいていた。
「あぁ♡ 孝太郎君っ」
柔らかい。
なんだこの柔らかい物体は。
「ふふ、上手よ?」
妖艶に微笑むあかりさん。童貞の俺は、全てをあかりさんに委ねる事にした。
「あかりさん、次はっ」
「孝太郎君初めて?」
「恥ずかしながら……」
「良いの? 初めてが私で……」
「勿論です! 俺、あかりさんが良い!」
「やだぁ、そんな可愛い事言われたら濡れてきちゃった。じゃあ、孝太郎君の初めて貰っちゃうからね?」
「お願いします!」
あかりさんにベッドへと手を引かれ、その上で座るよう言われる。
「じゃあ先ずは、お姉さんとキスしてみよっか」
「は、はいっ」
あかりさんの柔らかな唇が触れた瞬間、頭に電気が走った。
「んっ♡ そう、上手よ。次は舌を絡ませてみて」
舌と舌が絡み合い、お互いの唾液が混ざり合う。
「凄いです、あかりさんっ」
「ふふ、初めてなのに上手だったわよ♡ 後はお姉さんに任せて……」
あかりさんに押し倒され、最後の砦だったガウンが脱がされていくーー
あかりさんの呼吸は荒く、顔も蒸気して赤い。あかりさんも興奮しているんだと思うと、俺の下腹部へ血がドバドバ流れていくのが分かった。
「す、凄いわねっ。これが男の人の……」
ここでふと疑問が浮かぶ。なんだか、やたらあかりさんのリアクションが新鮮なのだ。
「もしかして、あかりさんも初めて……」
「ば、バレちゃった? ごめんね、お姉さんぶってリードしようと思ったんだけど、孝太郎君の逞しい体を見たらボロが出ちゃったっ」
照れて赤くなるあかりさん。そんな姿に、俺は心臓が高鳴るのを感じる。
「初めて同士、お願いします!」
「こちらこそ♡」
なんとも感慨深い瞬間が訪れた。
童貞歴二十三年の男、君島孝太ーー
今宵、童貞を捨てます!
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