第10話 回復期: 動ける日と、動けない日


回復期に入ると、

生活に「波」が出てきます。


今日は外に出られた。

コンビニに行けた。

友達と少し話せた。


そんな日は、


「お、いけるかも」

「ちょっと戻ってきたかも」


って、

心の中で小さく喜びます。


でも次の日。


・布団から出られない

・頭がぼーっとする

・理由もなく不安になる


昨日の自分と、

今日の自分。


まるで別人。


このギャップが、

とにかくしんどい。



「できた日」と「できない日」


回復期の特徴は、


できる日と、

 できない日が

 ランダムに来ること


です。


・月曜日は散歩できた

・火曜日は何もできない

・水曜日は少し元気

・木曜日はまた落ちる


法則性がない。


だから余計に、


「なんで?」

「どうして?」


って、

考えてしまう。



これ、気分じゃない


でも、

これは気分の問題じゃない。


脳の回復が

 まだ不安定

なだけです。


・神経伝達物質の揺れ

・睡眠の質のブレ

・自律神経の乱れ


これが日替わりで起きる。


だから、


調子が読めない。


自分でも

コントロールできない。



僕の日常


僕の回復期の日常は、

こんな感じでした。


ある日は、


・午前中に起きて

・散歩して

・カフェに行けた


「今日は勝ち」


って思う。


でも別の日は、


・昼過ぎまで寝て

・スマホも触れず

・カーテンも開けられない


「今日は負け」


って思ってしまう。


この


勝ち負け思考


が、

一番心を削りました。



でも、勝ちも負けもない


今なら分かります。


回復期に

 勝ち負けはない。


できた日も

できなかった日も


どっちも

 回復の一部


だった。


・動けた → 脳が回復してきた

・動けない → 脳が休養を求めてる


ただ、それだけ。



「昨日できた」は呪いになる


回復期で

一番やってはいけない思考。


「昨日できたんだから、

 今日もできるはず」


これ。


これを考えた瞬間、


✔ 自分を追い込む

✔ できないと落ちる

✔ さらに動けなくなる


負のループ突入。


脳の状態は

毎日違うのに、


同じ自分を

 期待してしまう。


これが、

一番苦しい。



僕がやめたこと


回復期に入ってから、

僕は


予定を立てるのを

 ほぼやめました。


・○時にこれ

・今日はこれ全部やる


こういうの、

全部捨てた。


代わりに、


「できたらやる」

に変更。


朝起きて、


「今日は何割いけそうか」


それだけ考える。


・3割 → 何もしない

・5割 → コンビニ

・7割 → 人に会う


100%は想定しない。



できない日は、守りの日


動けない日は、


「攻めの日」じゃなく

「守りの日」


だと思うようにしました。


・寝る

・食べる

・シャワーできたらOK


これだけで、


今日のノルマ達成


それ以上、

求めない。



できた日は、ブレーキ


動けた日は、


嬉しくて

つい詰め込みたくなる。


でも、


調子いい日は

 あえて抑える。


・早めに帰る

・夜更かししない

・予定を増やさない


これが、

翌日の自分を守る。



感情の話を少し


回復期は、


「希望」と

「絶望」が


1日の中で

入れ替わります。


朝は


「いけるかも」


昼には


「やっぱ無理」


夜は


「もう嫌だ」


このジェットコースター、

本当に疲れます。


でも、


感情が動くようになった

ってこと自体が、


実は

回復のサイン。


急性期は

感情すら

動かなかったから。



今日のまとめ


回復期は


✔ 動ける日

✔ 動けない日

✔ 予測不能


でも


全部、

 治る途中


大事なのは


・昨日と比べない

・できない日を責めない

・できた日はブレーキ



次回は


第11話


寛解期:治った気がする罠


「もう大丈夫」と

思ったときこそ

気をつける話を書きます。

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