平安の都で起こる、静かな怪異。 近衛少将は、噂に流されず、人を切り捨てない。 その誠実さゆえに、都の闇へ踏み込んでいく。 助言を与えるのは、かつて陰陽の道に連なり、いまは嵯峨野に籠る嵯峨殿。 鋭く、冷たく、だが判断は容赦なく正しい。 人の手順では片付かないものに向き合うたび、少将は嵯峨殿に言う――「知恵を貸してくれ」。 平安時代を舞台にした、 近衛少将と嵯峨殿のブロマンス・ホラー短編集。
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