源四郎、夜半ノ戯言(やはんのざれごと)

永嶋良一

第1話 江戸・弘前藩庁江戸日記

寛保3年 12月10日 曇

寒気甚 (虫)稲星出ル 初(虫)微ニ(虫)後段々太ル 初真天より少西江出 夫より段々罷下ル 翌正月五日之頃迄出ル


〔著者現代語訳〕

寛保かんぽう3年 12月10日 曇

寒さが厳しい。彗星(稲星いなぼし)が出現。当初はわずかに見える程度だったが、次第に大きくなった。最初は天頂より少し西に見え、徐々に低い位置へと下っていった。彗星は翌年の正月五日ごろまで見えていた。


〔註〕

・(虫):虫食いのため不明

寛保かんぽう3年12月10日:1744年1月24日

・『翌正月五日』は寛保4年1月5日:1744年2月18日

 尚、寛保4年は2月21日(1744年4月3日)に延享えんきょう元年に改元された

・弘前藩庁江戸日記

 出典 https://jcdp.jp/daily-diary-weather-records-jp/

・補足

 この年(1744)巨大彗星が出現。世界各地で記録が残っている。

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