第6話 忘れたリング

こうして俺は、無事に葬式を終えて宿泊先に戻った。

そこのホテルのエントランスで気づいた。

俺、神様が上げるって言っていたリングもらってないじゃないか?!

やばいやばい。その言葉が、頭中を駆け巡る。

焦りすぎてそれが顔に出たのか、両親には「どうした?」と怪訝そうな顔で見られた。

なのでとりあえず、普通の顔をして部屋に入った。

一旦部屋の内装を見るぞ。と、言い聞かせる。

俺はユニットバスが無理なのでトイレと洗面所を見に行った。

ユニットバスじゃないことを確認して部屋に戻ろうとした。

すると、洗面所には、よく分からない目立たないけれどカッコいいリングがあった。

スマートウォッチのように画面もついている。

誰かが忘れたのか?

気になってしまい、良くないことはわかっているがはめてみた。

すると、いきなりリングが光りだした。

わわわ、なんだなんだ?

驚きの声を上げたかったが、我慢をした。

よく見てみると、画面にはいいことをした日数カウントや、いいこと一覧、普通の時計みたいな機能がついていた。

あっ、電話もついている。

もしかして・・・。

神様がくれたやつなんじゃないか?

直感的にそう思った。

神だし、不思議なところがあってもおかしくはない。

その時だった。

画面には天野大星という文字が映し出された。

やはり俺の直感はあっているようだ。

危なかった。これがなかったら俺はもう終わっていた。

神様ありがとう!!

天に向かってそう叫びたい気持ちになった。

その日の夜は、両親にバレることもなく、とても気持ちよく寝床につけた。

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お参りをしたら、神様からあるものが無くなると告げられた件について。 四葉りお @rio-sweets

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