世界救済も元旦那のロボ化も、デリバリーのピザには勝てなかった。

私はハサミを置いた。 空で騒ぐピンク色のホログラムも、麺棒になった棍棒も、どうでもよくなった。


「……掃除、もういいや」


概念を切るよりも、もっと贅沢なこと。 私は、世界を救うことでも元旦那を改造することでもなく、ただ**「何もしない」**ことを選んだ。


バブちゃんの寝顔を眺めながら、デリバリーのピザを頼む。 世界がどうなろうと、元旦那がどこでバ美肉していようと、知ったことじゃない。


私は「Sランク冒険者」を辞め、「最強の主婦」も、今この瞬間に返上した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【飽きた】専業主婦でSランク冒険者の私は勇者となって元旦那のバ美肉魔王を概念切断のハサミでロボに改造しました。 夜行 @Yako_jwkf

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画