第3話 繰り返し
夜が来る
黒猫が動く
月がある
それが続いた
同じ猫たちとの距離は広がり近づく必要もなくなった
夜の行動範囲は少しずつ狭くなったが不便はなかった
月は変わらなかった
変わらないものは基準になる
黒猫は月の下でだけ長く留まった
他の暗がりではすぐに歩き出した
その違いを黒猫は意識していなかった
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