第4話 偏り
昼の時間が長く感じられるようになった
眠りは浅く空腹は後回しになった
夜になると身体は自然に月の位置を探した
光の下に座り空を見上げる
それ以上のことは起きない
それでも黒猫はその時間を減らさなかった
減らす理由がなかった
世界は少しずつ月を中心に整理されていった
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