第5話 杏実の8月中旬/女の子デー

8月中旬に入ったある日の朝、杏実は朝からだるくて変な気分でした。朝食は何とか食べて家族の前ではいつも通り元気そうに振る舞いましたがお部屋に入って時にはどっと疲れてベッドに倒れ込みました。杏実がぼんやりしているとおまたから液体が細く流れ出た感覚がありました。杏実は指で液体に触って匂いを嗅ぐと生臭い匂いが鼻を刺激しました。

––ああ、あたしの女の子デーがきちゃった。

杏実はそう思って指をきれいに拭いて、お部屋の隅のナプキンが置場からナプキンを取り出して装着しました。出血は1週間続きました。だるい感じも続きました。杏実は朝食の時一度だけだるそうにしてた時がありました。すると、杏実のお母さんが、

「女の子は、『只今生理です』と言う顔しちゃいけないわ。お疲れだと思うけれど元気出してね。」

と言って杏実を軽く叱りました。杏実はうなづいてお部屋に引き上げました。女の子デーのおかげで杏実はお盆に関わる行事参加を免除されましたが、

––女の子って辛いなぁ。

と感じて、もし早希が分かってくれるなら、早希にも女の子デーのことも話してみようと思いました。

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