第2話

俺の名前は二階堂圭にかいどうけい藤崎美香ふじさきみかとは小学校高学年くらいからの付き合いで、高校1年の今も一緒に登校している。


なぜそこまでしているかというと、俺は美香のことが、、、


!!


気づいたのは多分小学6年生くらいで、居心地がよかったり、話してくれるのがうれしかったからだと思う。けど、付き合うとかそういう考えはなくて、一緒に居れるだけで嬉しくてそれで満足だった。


けど、中学に上がってから異変が起きた。


俺が美香と面と向かって話すことができなくなってしまった...。

正直めっちゃ恥ずかしいというか照れる。美香以外の女子とは最低限話せるが、美香は本当にダメだった。高校に上がった今は少し克服してきたが、それでも言葉に詰まるときがある。


それとお互い部活で忙しくなり、登校するときくらいしか話さなくなってしまった。


あとなぜか美香はイケメンに好かれがちだ。本当に謎だが、学校の美女よりも美香に惹かれる奴が多く、そのたびに恋愛相談を受けるこっちの身にもなれって話だ。


じゃあ早く告白して付き合えって?


です。俺には勇気がないのと、向こうがそういう対象として見ていないのが丸見えだからです。けど、高校ではちょっと頑張ってみようかなとか思ってみたり...



そんなことを念頭に置いて引き続きお楽しみください。


________________



「幸輝、おはよ」


「お、圭おっはー」


二条幸輝にじょうこうき。俺と同じくらいの背丈で爽やか王子様イケメンだ。西川さんとは同じ中学出身らしい。それにしてもこういうやつが美香のこと――


幸輝とは中学の頃、バスケの地区予選で対戦し、ギリギリ勝ったことがある。そのとき二言くらい交わし、その記憶があったため早めから仲良くなることができた。



『圭となんか付き合えないよ。もう何年も一緒にいるし、好きとかないよ』


幸輝と話しているとこんな言葉が後ろから聞こえてきた。



「け、圭...」


「ダイジョウブ、なれてるから」


「とても大丈夫とは思えない表情してるけど...」



幸輝には美香のことが好きということがバレている。たまにいじってくるが経験豊富なので、アドバイスをもらえると考えたら痛くもない。



「席に着けー。今日は朝礼で係と委員会決めるぞー」



担任がそう言い、黒板に委員会と係を書いている。


学級委員・副学級委員・図書・保険・体育・文化祭・旅行....



「結構面白そうなやつもあるんだな、圭は何にする?」


「希望は美香と同じのだけど、それは厳しいからな」


「そーだよな。好きな人と同じやつとか最高だもんな!」


「ちょ、お前声デカいって」


「そこうるさいぞー。せっかく話すならお前ら二人に進行任せるか。前に来てまとめろ」


「「は??」」





「そんなわけで俺と二階堂君で決めていきたいと思いまーす」



幸輝が慣れた感じで委員会決めを進めていく。美香が何にするの気になっていると美香が口パクでこっちに伝えようとしている。


「な・に・や・る・の」



俺はそれに口パクで返す



「き・め・て・な・い」


「つ・ま・ん・な」


「う・る・さ・い」


「ちょっと、二人でイチャイチャしてないで俺の進行手伝ってよ。なかなか決まらなくて困ってるんだから」


「あ、ごめん。美香と話してて」



決めてないだけなのに美香に辛辣な言葉で返され、困惑していると担任が衝撃な言葉を放った。



「んー。立候補するやつもいないし、進行上手いし二条が学級委員で、二階堂はそれの補佐として副学級で。理由は見た目がそれっぽいから!」


「え?先生?俺ら部活とかあるし忙しいよ?」


「仕事なんて号令かけるくらいだし、みんなもいいよな?」


「「「さんせーい」」」



やはりイケメンが上に立つ方がまとまることもあるのかもしれない。



「じゃあ男子は決まったから、女子の学級委員とか決めてもらって。俺は職員室いかないといけないからこの用紙に終礼まで埋めて渡して。はい、朝礼終わり!」


「え、どうする?圭」


「俺に言われてもね...」



俺と幸輝が困っていると



「お二人さん、困ってるね~」



陽気な綾香とその後ろに美香が話しかけてきた。



「お、美香」


「圭可哀そうだねー。新学期早々こんな面倒ごとに巻き込まれるなんて」


「うん、だいぶ厄介」

(あれ?これって美香と一緒の委員会やるチャンスか??)


「な、なあ、俺と一緒に副学級委員やらな―――」



そう俺が勇気を振り絞って言いかけたとき



「二人が困ってそうだから私たちが手伝ってあげるよ!私は圭くんと副学級委員で、美香は二条くんと一緒に学級委員やりなよ!」


「「ええええ!?」」



美香と俺は一緒になって驚いた。美香を見た感じ打合せしてきた感じではなさそうだ。すると幸輝が



「西川さん。それは藤崎さんにも迷惑かかるっていうか、いくらなんでも無茶じゃない?」


「二条くんは黙ってて。美香はどう?」


「わ、私もまあやりたくないっていうかー。だったら副の方がまだマシというかー」


「圭くんはどう思う?~」



にこやかな笑顔で話を振られたが、目の奥が笑っておらずとても怖い。



「お、俺はどっちでもいいかな...?」

(やってしまった。美香と一緒に副学級委員がいいって言えなかった...)


「だって~。美香は大丈夫そう?」


「まあ、圭が良いならいいんじゃない?学級委員の仕事は二条くんが手伝ってくれそうだし、大丈夫かも?」


「え、学級委員の俺の意志は無視??まあ手伝うけど...」



こんな感じで委員会決めは幕を閉じた。



「圭くん、よろしくね?」


「よ、よろしくお願いします...」



西川さんに意味ありげな挨拶をされ、今後どうなるのか不安になる圭であった。



学級委員

二条幸輝・藤崎美香


副学級委員

二階堂圭・西川綾香


図書委員

葉山詩


















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幼馴染がナニ考えてるか分かりません! @musashi_0808

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