幼馴染がナニ考えてるか分かりません!

@musashi_0808

第1話

「美香ー!、圭君もう来てるわよー。急ぎなさい!」


朝からお母さんが大声で私を呼んでくる。


「わかーってるって!あと2分!」



私の名前は藤崎美香ふじさきみか。高校1年生で今、待ち合わせの時間に億tれそうで焦っています。


スクールバックを持って、急いで自室から飛び出し、階段を降りて玄関で靴を履く。


「あんた、今日は帰ってくるの?」


「わかんない、友達と遊んで帰るかもだし」


「分かったわ。圭くん待ってるから早く行きなさい」


「いってきまーす!」



扉を開けた先には、私の幼馴染。二階堂圭にかいどうけいが待っていた。185センチの高身長、一重で鼻筋が通ってる塩顔イケメン、体格もがっちりしており、と呼ぶには揃いすぎている奴だ。



「セーフ!」


「アウト。遅い。」


「ごめんって。昨日深夜まで韓ドラ見てたら号泣しちゃってさ。感動するから圭も見た方がいいよ」


「暇があったら見るわ」



圭に唯一足りてない部分と言ったらだと思う。特に中学に上がってからはそっけない対応が増えた気がする。でも、なんやかんや言って高校も一緒に通学する仲ではあるけども。



学校に向かう途中に圭が話しかけてきた。


「美香は部活とかどうするの」


「うーん、中学は仕方なくバレー部入ってたけど、高校は入らなくてもいいかな」


「そっか。俺はバスケ部入る」


「あんた身長高いもんね~。中学の時惜しいところまで行ったんだから、高校は結構いいところまでいくんじゃない?」


「あれは、仲間が強かったからだよ。俺はパスもらってただけ」


「最後に決める人もかっこいいと思うけどね」


「あ、ありがと」



そんな他愛もない話をしながら教室に着いた。ちなみに圭と私は同じクラスだ。


「おはよ~!美香!」


「おはよー、綾香は朝から元気だね。」


西川綾香にしかわあやか。高校で出会ったが、持ち前のコミュ力と明るさで距離を縮められる正真正銘のコミュ強。おまけに天使のルックスで、笑顔を向けられたら女の私でも惚れる。


「おはよ、美香」


「詩、おはよ。今日も眠そうだね」


葉山詩はやまうた。詩も高校からの出会いで、冷静沈着タイプだが、話すと意外と面白く落ち着く雰囲気がある。


「今日も圭くんと一緒に登校なんだね~」


「お母さんが圭と一緒に行けってうるさく言うからさ。中学生じゃないっつーの」


「俺がいなかったずっと遅刻するだろ」


「は、しないし。過保護か!」


「へいへいー」


そう言って圭は友達のところへ向かって行った。


「毎回思っちゃうんだけど~、圭君と美香は付き合ってないんだよね?」


「え?うん。付き合ってるように見えた?」


「ううん、気になっただけ~」


「圭となんか付き合えないよ。もう何年も一緒にいるし、好きとかないよ」


ふーん、と少し嬉しそうな表情をしながら綾香は席に戻っていった。



そんな話をしていると、担任が教室に入ってきた。


「席に着けー。今日の朝礼で係と委員会を決めていくぞー」



そう言ってクラスのみんなは席についた。







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