師の敵から逃れ、孤独に生きてきた魔女エルカ。彼女が拾ったのは、魔法を使えば爆発ばかりの“規格外”な弟子だった。不器用な二人が紡ぐ、温かな手と絆の物語。過去の因縁が迫る時、少女の混沌とした魔力が奇跡を起こす――?
「手塩にかける」という慣用句を、文字通り手の物語として描かれた短編です。看病、指導、戦闘、包帯等、すべての場面に手の動きがあり、それが関係性の変化を描いている。最後に結ばれる包帯の結び目が、二十年分の時間を象徴するラストに惹かれました。