第4話 早見高校にヤスチカ降臨

平安から令和へ時空移動。

令和での俺様たちの家。

藤原得子さんの家の門を出て

早見高校に登校中。

牛車でなく、鉄の塊の車が人を乗せて

走るのを見た。

昨晩、寝ている間に脳内に

令和の情報が流れ込んで

知識は得ているが。

実際見るとかなりの早さだ。

「コワいな。」

平安の世には、ないスピードだ。

しかし制御されている。

頭上の赤と黄色と青の光にきちんと

みんな従っている。

あの色は

人間の感情の色に似ているな。

陰陽師も色で人間をコントロールする。

それよりさっきから騒がしい。

「なあウド。やたらと女子達が

俺様たちのまわりにいるが?」

「ヤスチカ様。

たぶん同じ早見高校の生徒のようです。」

「そうか。」

・・・『あの二人。

キャー。イケメンすぎる。』

『黒髪に緑の瞳、最高ーーー!』

『そうね。すらりとやせ型で背が高い。

品のいいお坊ちゃまかしら。』

『でも横のガタイのいい男子も素敵よね。』

俺様は陰陽師の力で半径500m以内の会話は

聞き分けることができる。

ウドとも脳内で会話ができる。

俺様の式神をウドに渡している。

力の共有ができる。

やっと学校の校門が見えて来た。

その時だった。

昨日会ったハヤトが

「おーい。ヤスチカ!ウド!」

駆け寄って来た。

取り巻いていた女子達は

「キャー。ハヤト様よ!」と騒ぐ。

ハヤトは女子達に「はい。はい。君達どいて。ヤスチカたち、が困ってるだろう。

遅刻するよ。早く教室に行って。」

女子達は「ハヤト様のお友達ですか?」

「そうだ。だから早く離れて。」

「はーい。」と「キャー。キャー。」

言いながら女子達は校内に入って行った。

その中の1人の女子が残る。

「ハヤト、彼らは?」

「転校生だ。紫も早く行けよ。遅刻するぞ。」

「そうね。

ハヤトも早くね。遅刻するよ。」

ハヤトの友達か?

距離が近い。

長い黒髪に涼し気な目元の女子。

「紫か。」

俺様は一瞬、目を奪われたが・・・

・・・特に興味はない。

ウドが「ヤスチカ様。大丈夫ですか?」

「ああ。大丈夫だ。」

ハヤトが「職員室まで案内するぞ。行こう。」

「ありがとう。」

校内に入る。

途中廊下で1年B組の担任と会った。

「ハヤト、転校生か?」

「はい。ヒカリ先生。」

「ハヤト案内ありがとう。

2人には手続きがある。

先に教室へ行っててくれ。」

「はい。」

「さてと君があべのヤスチカ。

君がウドだね。

美福門院様からは聞いているよ。」

「得子さんから?

ヒカリ先生は何者ですか?」

「僕は平安を追われた。

ただの貴族だよ。」









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る