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概要
天使と悪魔の物語
天と地のあわいに、風の止む場所があった。
天使は空を語らず、
悪魔は地を呪わなかった。
互いの翼に触れない距離だけが、
許されたすべてだった。
それでも、視線が重なり、
声が記憶に残り、
ある日、その感情に名前が与えられてしまう。
掟は、静かに作用する。
光は砕け、影はほどけ、
翼は炎の中へ散った。
あとに残ったのは、
生きる理由にも、救いにもならない、
ただ一つの確かさだけ。
――それは、恋だった。
天使は空を語らず、
悪魔は地を呪わなかった。
互いの翼に触れない距離だけが、
許されたすべてだった。
それでも、視線が重なり、
声が記憶に残り、
ある日、その感情に名前が与えられてしまう。
掟は、静かに作用する。
光は砕け、影はほどけ、
翼は炎の中へ散った。
あとに残ったのは、
生きる理由にも、救いにもならない、
ただ一つの確かさだけ。
――それは、恋だった。
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