第2話 飛天魔法

 老人の家だ。転移魔法を使おうとしたが、使えない。だが、頭を集中させると、天に昇った仲間と魔術師の爺さんが心の世界で、俺の前に現れた。


 「おう、ハリアー。」


 「ルディ!すまない!」


 「俺等は負けたのだな。」


 「ああ、俺の力不足だ。」


 「そうなの?ルディ?」


 「ルチル!ハウメア!それに爺さんも!!」


 「ホッホッ!さっそく使ったようじゃの。今までの魔法は、使えない。飛天魔法で得られたなら、使えるがのう!」


 「そうなのか?」


 心の中で魔王軍に敗れて老人に助けられた事、そして、エリーゼに転移魔法を使用した事をみんなに言った。


 「そうなのね。」


 ルチルが言う。そして、ハウメアが


 「おじいちゃん、供養してくれてありがとうね!私はハリアーと戦いたくないから!

 でもね、ハリアー!あなたが実は大好きだったよ!だから、あなたのパーティーに入ったの!」


 唐突にハウメアが言った。ルチルは


 「恋した女の子を亡くしたのだから、私達の力を使って、必ずあいつらを倒して!だから、私の召喚魔法と攻撃魔法、ハウメアの回復魔法、ルディの防御魔法を使って!」


 そして、光に包まれ、目の前に階段が現れた!その階段に扉が人数分ある。


 横に爺さんがいる。爺さんは言った。


 「心の鍵を開ければ、その者のスキル、魔法等を使用できる。心の鍵は今は3種類必要じゃ。」


 そして、ハリアーは、


 「心の鍵?三人の?」


 と言うと、


 「そうじゃ!三人が何を求めているかは自分自身で探す事じゃ、わしは光の玉で渡した。しかし、わしは大した魔法は使えん!後はお前次第じゃ!」


 と答え、


 「これは、仲間のスキルを得るような試練じゃ!しかし、飛天魔法を得る条件は、お主には適正があったからのう。右目、右手を失ったのは、わしの仕業じゃ!もう、勝負は決していた。それを媒介にして、わしの元に連れて行き、飛天魔法を受け継ぐ材料にさしてもらった。」


 恐ろしい爺さんだ!ハリアーは考えた。


 「なら、心の鍵を開けよ!わしはここまでじゃ!」


 と言って、消えて行った。


 「よし、まずはルディだ。あいつは防御魔法を持った理由は、怖がりだったから、臆病者だ!なら、恐怖の反対を考えよう。」


 と思い、考えた。それで思いついて、ルディの扉の前に達、念じた。


 「勇気だ。ルディ、お前は勇気が欲しかった。」


 そうすると、キィッと扉が開いた。


 そして、ハリアーの体を光が包む。


 「正解だ!ハリアー!俺の力を、遠慮なく使え!!」


 と扉の奥の心の天に飛び立ち、光の玉を光の子供から受け取った。


 「ありがとう!ルディ!」


 と言うと、心の地に降りた!


 そして、次は、ルチルだ。確か、初めにルディがやられた後、防戦一方になって、ルチルの攻撃魔法がなかなか詠唱できなくて、マイナス思考になっていた。


 そして、ルチルのあの時の気持ちになって考えると……


 「絶望だ!だから、希望を捨てなければ良い!」


 そして、ルチルの扉を開ける。そして、キィッと開いた!


 「正解!私の一流の攻撃魔法と召喚魔法を使って!」


 と天に飛び立ち、同じように光の子供からもらった。


 そして、降り立つ。


 そして、ハウメアだ!だが、ハウメアはあの時どう思ったのだろうか?…………いくら考えても思い浮かばない。


 ・・・・・・・考えたが、わからない!

  とりあえず、心の中から出よう。


 そして、現実の左目を、開ける。そして、頭の中に防御魔法の知識と攻撃魔法の知識、召喚魔法の知識がスーッと入ってある。


 ハウメアの事はまた、考えよう。とりあえず、腹ごしらえだ!


 そして、老人の家を出て、左目、左手だけだが、狩りに出た。

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2026年1月14日 22:52

勇者剣士として敗れて片目片手を失った俺は飛天魔導士になった 篠崎 ムツ @kazu213304

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