勇者剣士として敗れて片目片手を失った俺は飛天魔導士になった

篠崎 ムツ

第1話 魔王軍に敗れて、飛天魔導士に…

 「ちくしょう、ここまでなのか?」


 と三つ候補のあった、一つの勇者パーティーは魔王軍によって、滅びる。だが、エリーゼが片手と片目を失った勇者剣士のハリアーに転移魔法をかける。


 「エリーゼ、何を?」


 「貴方は諦めないで!また、パーティーを作って必ずあいつらを倒して!」


 「だが、俺は片手と片目を失ったんだぞ!お前が行け!そして、新しい勇者を探せ!!」


 と言い、利き腕の右手を失ったので、左手で転移魔法を放とうとしているエリーゼを逆に転移魔法で飛ばそうとする。


 「ハリアー!!」


 とエリーゼは言い、エリーゼの詠唱している転移魔法を放つ前に俺が放った。

 そして、俺は一人になり、骸になった仲間に言った。

 

 「ルディ。ハウメア。ルチル。俺もお前達のところに行く!」


 魔王軍が四天王を退かせ、ゴブリンキングに任せ、ハリアーに棍棒で殺そうとさせる。


 「無念だな……こんな終わり方……」


 と死を覚悟した。そして、棍棒が振り降ろされる前に気を失ってしまった。


 しかし、ハリアーを含む勇者パーティーの骸になったメンバーを含めて、光に包まれ、天に昇っていた。もちろん、ハリアーは知らない。


 そして、右手、右目を失ったまま、何処かわからないまま、目を覚ました。


 「ここは?」


 「わしの家じゃ。」


 目を覚ました俺は、布団をかけられていて、老人がいたので、質問した!


 「あなたは一体?」


 「なぁに、ちょっとした魔術師じゃ!ちょっと違った魔術を使うけどな!」


 「何故、俺を助けた?」


 「お前は死ぬのは惜しい。せっかく、剣士ではなく飛天魔導士の才能があるのに……」


 「飛天魔導士?」


 「ああ、わしが使い手の最後の生き残りじゃ。その魔法は、天に飛び立った者たちの力を借りる事ができる。条件があるがの!だから、飛天魔導士じゃ!」


 「じゃあ、パーティーメンバーは?」


 「わしが供養して、無事に天に飛び立ったぞ!だが、お主は右目と右手をわしが取った!丁度いい。」


 俺の右目と右手を取って、丁度いいのかわからないが、飛天魔導士の力を得られたなら、魔王軍に一泡吹かせられるかもしれない。

 魔術師と名乗った、老人が言った。


 「とにかく、わしもそろそろ迎えが来てもおかしくない。継承者に困っていたところじゃ!わしの勝手じゃが、飛天魔導士として、受け継いでくれ!」


 「……はい。 」


 「決まりじゃ!細かい事は自分で探せ!そして、飛天魔法でわしを呼び出せ!」


 「分かりました!」


 そう言うと、魔術師と名乗る老人の右手から丸い光の玉が出て、俺は左手で受け取ると……


 「わしの骸も供養してくれ……」


 「分かりました。」


 光が消え、頭の中にいろんな情報が入った。


 そして、起きた俺は亡くなって骸となった座っている老人の供養を魔法で行った。


 何故供養するのか?それは、アンデッドになる可能性があるからだ。


 そして、俺は老人が居た家で、飛天魔導士となって、生きる事になった。

  

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