オールマイティーヒロインズ
「よっしゃー!全ルート、全エンディングコンプリート!」
俺はたった今大人気ノベルゲーである『オールマイティーヒロインズ』というゲームの公式が用意した全てのエンディングをクリアしたのだ。
この作品はそのタイトルからもわかるように個性豊かな様々なタイプのヒロインが出てくる。その種類はそこそこに多く同じようなノベルゲーに比べてテキストの量がハンパない。
そんな『オルヒロ』だが全エンディングを迎えるにはかなり苦労させられる。
例えばチュートリアルヒロインと呼ばれる最初に強制的に攻略させられるお金持ち系ヒロインの皇愛華のルートに入ると、その母親である皇桂花とのWヒロインルートに突入するのだが両者の恋愛パラメータを少しでも見誤るとゲームオーバーになってしまうのだ。
そのためこのゲームは大人気ゲームであると同時に攻略情報必須ゲーなのだ。
だがその難易度を織り込んでも各ヒロインとのやり取りや可愛いスチルの数々によって不動の人気ゲームと言われている。
そんなオルヒロをこの俺、鮫島樹は隅の隅までやり尽くしているのだ。攻略が乗っているヒロインはもちろん高難度と呼ばれる隠しヒロインやBADENDまで全てクリアを目標にして本日やっとやりきったのだ。恐らく総プレイ時間は1000は超えているだろう。
だがそこまでやりこんだ俺でもまだ謎が解けていないところがある。それはBADENDになると何故か主人公が殺されるという展開で終わるのだ。この理由は全部クリアした今もあまり分からない。
だが今そんな些細なことはどうでもいい。とにかくこのクリアした喜びを誰かとわかちあいたい。そんな思いで俺はスマホを起動してYを開いた。このSNSの俺のアカウントは同じくオルヒロをやっている同士達とのグループチャットがありそこで日夜感想を言い合ったりしている。俺は外に飯を買いに行くために道路を歩きながら全クリしたことを伝えた。
するとやはりと言うべきかすぐに同士たちから色々な質問をされた。俺は気分が良くなりながらもその一つ一つに回答をしていた。だからだろうか……目の前から来る車に気が付かなかったのは。
その結果……。俺はなんともしょうもないまるでラノベの中でしか起こらないような原因でこの世を去ることになってしまったのだった。(享年18才)
―
――
―――
――――
だが俺の人生はここで終わらなかった。――いや、正確には俺の意識はここで終わらなかったと言った方が正しいだろう。
一度たしかに死んだはずの俺が次に目を覚ました時に目に入ったのは見慣れた、だが実際には初めて見る景色だった。
「うっそだろおい!こんなコテコテのラノベ展開があるのかよ!」
そう、つまり簡単に言うと俺はオルヒロの世界における主人公に転生してしまったのだ。だが困惑したのも少しだけだ。なぜなら俺はこんな状況を常日頃から妄想していたからだ。そのためたしかに戸惑いはしたものの早々にこの状況を受け入れることは出来た。
そうしてこの状況に納得した俺は今がどのくらいの時期なのかを知ることにした。というのもオルヒロは攻略ヒロインの開始時期が結構ズレているのだ。代表的なチュートリアルヒロインである皇母娘の攻略はなんと中一からスタートなのだ。
正確にはもっと昔から知り合えるヒロインもいるに入るのだが……。とにかく今がどの時期かを把握出来ればだいぶ動きやすくなる。
ということで俺は今がオルヒロにおけるどの時なのかを把握することにした。
結果的に今は小学6年生三月。つまりもうすぐで中学生というところだ。これであればオルヒロを最初から進めることが出来る。
そうと分かればとりあえず今出来ることをしなければ。今最優先させるのは当然皇母娘。そのためには何をしないといけないのかを簡単にまとめておいた方がいい。
確か皇母娘に初めて会う&攻略開始の時期は入学式の帰りだ。主人公と同じ中学に入学する愛華と桂花は入学式の帰りに商売敵の策略で誘拐されそうになる。その時にたまたま主人公がその場面を目撃して主人公補正により謎の機転を聞かせてふたりをたすけるのだ。そこからは一年間を使って二人を過攻略する。というのが流れだ。
とにかくまずはこの二人を攻略しないとだ。単純にヒロインが嫌な目にあうのが嫌というのもあるがもしかしたら今後のヒロイン攻略の時に皇家の資金を使えるかもしれない。
いや、もちろん二人を助けたいという思いが一番だが…。
さて、とりあえずここ一年は二人を攻略しないといけない。そのためにも万全を期しとかないといけない。そして何より実際にヒロインに会えるのだ。ワクワクが止まらない。
きっと可愛いだろうなぁ〜。
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ヒロインの案募集中。
一ヒロインの文字数をどのくらいにするか悩んでます。
良ければ評価お願いしますm(_ _)m
ヒロインたちによる監禁ハーレム スパルタンEX @gerogerosama0608
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