5.感想を書く際の視点と着目点①

レビュー文章で特に重要なのが、この感想部分だと考えています。

レビュワーの腕が試される部分といって差し支えないでしょう。

具体的に見ていきます。



■感想の基本

レビュー文での感想は、単に「面白かった」と書くだけでは弱いです。ポイントは、

・自分が作品のどこに心を動かされたか

・どの要素が印象的だったか

・その感情や印象がなぜ起きたか

を具体的に言語化することです。



■感想の着目点(桃太郎の場合)

桃太郎で考えると、注目できる要素は例えば:


1. テーマやメッセージ

・勇気、正義、仲間との協力、善悪の概念

・「困難に立ち向かう勇気を教えてくれる物語だ」と書ける


2. キャラクターの魅力

・桃太郎の成長や決意、犬・猿・キジの個性

・「仲間それぞれの個性がよく活きていて、協力の大切さが伝わる」


3. ストーリー展開

・冒頭の出生から鬼退治までの起承転結

・「短い話ながらも物語がテンポよく進み、最後まで飽きずに読める」


4. 描写や表現(昔話なので簡素だが、印象に残る表現)

・桃から生まれるシーンや鬼ヶ島の描写

・「桃から生まれるユニークな描写が印象的で、物語の冒頭から惹き込まれる」



■感想の例(桃太郎の場合)

上の着目点を組み合わせて文章化すると、こんな形になります:


『桃太郎は勇気と仲間との協力の大切さを描いた昔話で、子どもにも大人にも伝わるテーマが魅力です。

 桃から生まれるユニークな設定や、犬・猿・キジとの掛け合いも楽しく、鬼退治の冒険もテンポよく描かれていて、最後まで飽きずに読めます。

 短く簡潔ながら、物語のメッセージがしっかり心に残る作品です。』


ポイント:

・具体的な要素(設定、仲間、冒険) に触れている

・感情や印象(惹き込まれる、楽しい、心に残る) を入れている

・あらすじの後に置くとレビュー全体が自然にまとまる



■まとめ

・感想は「心を動かされた理由」を具体的に書く

・着目点は「テーマ・キャラクター・展開・描写」など作品の要素に沿って考える

・あらすじと組み合わせると、レビューが読みやすく、説得力が増す

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