4.簡潔なあらすじの抽出

まず最初に述べておくと、あらすじは必須ではありません。

作者が紹介文であらすじを明確に記載していたり、他のレビュワーがすでに書いていることも多いからです。

そう言った場合には省いてしまっても問題ありません。


以下では、桃太郎を例に簡潔なあらすじの抽出方法を説明します。


■簡潔なあらすじとは

レビューで書く「あらすじ」は、作品全体を長々と説明するのではなく

・物語の始まり・主人公・目的・主要な出来事・結末の概略 を短くまとめる

・読者にストーリーの流れだけを伝え、ネタバレや詳細は省く


これができると、感想とのバランスも取りやすくなります。



■桃太郎の主要な出来事を整理する

まず、前回説明した「作品の核を把握する」で押さえた内容を基に、物語の主要な出来事をリスト化します。

1. 桃から桃太郎が生まれる

2. 成長して鬼退治に向かう決意をする

3. 犬・猿・キジを仲間にする

4. 鬼ヶ島で鬼を退治し宝物を持ち帰る

5. 村に帰り、人々に喜ばれる



■重要な要素を取捨選択する

レビュー用のあらすじでは、細かい描写や順序は省き、読者が「物語の全体像」を理解できるレベルに絞ります。

・省くもの:桃から生まれる過程の細かい描写、鬼との戦闘の細かい描写、村人の細かい反応

・残すもの:桃太郎の出生、旅の目的、仲間との出会い、鬼退治というクライマックス、結末



■簡潔なあらすじにまとめる

上の情報を組み合わせて、短く文章化します。


『桃太郎は桃から生まれた少年で、村を困らせる鬼を退治するために旅立つ。

 道中で犬・猿・キジと仲間になり、鬼ヶ島で鬼を倒して宝物を持ち帰り、村に平和をもたらす物語です。』


ポイント:

・一文で主人公、目的、仲間、クライマックス、結末を押さえている

・読者に「どんな話か」がすぐ伝わる

・感想を書きやすくなる基盤になる


この簡潔なあらすじを冒頭に置くと、その後に続く感想が「桃太郎のどの部分に心動かされたか」や「テーマの魅力」について書きやすくなります。



■まとめ

・あらすじは「主人公・目的・主要な出来事・結末」を簡潔に

・詳細や描写は省き、全体の流れを把握できる程度にする

・この短いあらすじがあると、感想部分を書きやすくなる



続いて、「感想を書く際の視点と着目点」 を、桃太郎を例にして深掘りし、レビュー文章に組み込む方法を説明します。

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