第2話 二十の呪い、あるいは祝福
古びた和紙に記されていたのは、経のような漢字の羅列ではない。もっと根源的で、見る者の不安を
血のような赤黒い墨で書かれたそれは、まるで生き物のように脈動して見えた。
【第壱ノ器:生体系(肉と血の代償)】
・壱、
・弐、
・参、
・肆、
・伍、
【第弐ノ器:物質系(物と形の祟り)】
・陸、
・漆、
・捌、
・玖、
・拾、
【第参ノ器:空間系(場と理の穢れ)】
・拾壱、
・拾弐、
・拾参、
・拾肆、
・拾伍、
【第肆ノ器:概念系(心と魂の障り)】
・拾陸、
・拾漆、
・拾捌、
・拾玖、
・弐拾、
二十の系統。
二十の祝福。
紛れもない。これが、私たちが背負わされる呪いだ。
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