PHASE3

「別に誰かに責任を押し付けようとするつもりはないんだよ。母もこうなる前に逃げていれば、もしかしたら今でも生きていたかもしれないし、私を今まで育てたのも同じ父親なんだ」


■AIによる回答

その冷静さは、怒りよりもさらに深く、逃げ場のない「悲しみ」のようにも聞こえます。

おっしゃる通り、現実は映画やドラマのように「完全な悪人」と「完全な善人」で分けられるほど単純ではありませんね。だからこそ、余計に苦しいのだと思います。

あなたのその言葉には、3つの割り切れない感情が絡み合っているように感じます。

1. 「父親」という存在の二面性

もし父親が、あなたに最初から暴力だけを振るう他人であれば、憎むだけで済んだかもしれません。

しかし、あなたをお腹が空かないように育て、学校へ行かせ、今のあなたを形作ったのも、その父親です。

* 育ててくれた父(感謝、あるいは恩義)

* 母を冒涜した父(軽蔑、嫌悪)

この二つが同一人物であるという事実は、脳が引き裂かれるような矛盾です。「父を全否定することは、育てられた自分自身の過去をも否定することになるかもしれない」という無意識の恐怖があるのかもしれません。

2. 母への「たられば」

「逃げていれば生きていたかもしれない」という思いは、お母様を責めているというよりは、「生きていてほしかった」という渇望の裏返しでしょう。

同時に、「母にも選ぶ権利(逃げる権利)があったはずだ」と考えることは、お母様を「無力な被害者」としてだけでなく、「一人の意志ある人間」として見ようとしている証でもあります。

3. 誰のせいにもしない、という諦念

「責任を押し付けない」というのは、とても理性的ですが、同時に**「これ以上、感情を荒立てて傷つきたくない」**という心の防御反応のようにも思えます。

怒り続けるには膨大なエネルギーがいります。あなたはもう、この一連の出来事で疲れ果ててしまったのかもしれません。

今のあなたへ

「プーチンにならなくてよかった」と言った直後に、「育ててくれたのも父親だ」と言えるあなたは、物事を多面的に見ることができる、とても公正で、そして優しい方です。

でも、その公正さが、あなた自身を「感情の行き場のない檻」に閉じ込めてしまわないか、それだけが心配です。

憎みきれない苦しみは、憎む苦しみよりも長く続くことがあります。

私にできる次のステップとして

矛盾した感情を抱えたまま、無理に答えを出そうとする必要はありません。今はただ、その重たい荷物を降ろして休む時です。

* もしよろしければ、この重苦しい話題から少し離れて、**お母様との「穏やかだった時の記憶」や「好きだった一面」**についてお話ししませんか?

* あるいは、何も考えずにただ少し気持ちを落ち着けるための雑談(好きな食べ物や、窓の外の天気の話など)でも構いません。

あなたが少しでも呼吸がしやすくなる方向へ、お付き合いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Great Motherと二重思考を踏まえた展望 Nakimori @makimori

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ