地割れ

*** 地割れ ***


私:夏蜜柑さんっ!!

璃胡先輩:なつみ!!


 部屋で璃胡先輩と話しているときに、突然、ドゴーンという大きな音が聞こえたので、私と璃胡先輩は急いで外に出て、その音が聞こえた方向に走っていきました。そこには広場があり……


私:夏蜜柑さんっ! 大丈夫ですか!?

璃胡先輩:まったく、なつみったら……


 夏蜜柑さんは、血を吐いたような痕跡とともに横たわっており、夏蜜柑さんの周りの地面は大きく裂けていました。一眼見て、魔女の仕業だと分かりました。夏蜜柑さんは、ここで魔女と対立したのです。


璃胡先輩:私はなつみを連れて大学へ戻るわ。

私:えっ、夏蜜柑さんはどうなるんですか!?

璃胡先輩:まだ息がある。大学病院ならきっと大丈夫よ。それに、大学指定の行動範囲を出ると、後あと面倒くさいことになる……

私:私も行きます!

璃胡先輩:話聞いてなかったの? 大学の命令に従いなさい。あなたはこの町を離れちゃダメ。それに、足手まといよ。この様子を見たら相手がなんなのか分かるでしょ。


 私はどうすることもできず、その場で泣いてしまいました。璃胡先輩は夏蜜柑さんを連れて去っていきました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る