日報
なんとなく業務にも慣れてきたように思う。
電話の量も増えてきた気がする。
しかも24時間営業だからきつい。寝ることもままならないとは。
同じような仕事をしているかもしれないごく少数の同胞たちに同情する。
それでも、牢獄よりはずっとましだ。なんせ飯がうまい。
出前をさらに担当者が届けているらしい。こんな山奥までご苦労なことだ。
周りに人がいないっていうのもいいな。ずっと人の気配があるってのはなかなか落ち着かないもんだ。
ご苦労といえば、検索機能が使えるようになっていたことを確認した。
流石に動画とかの娯楽は無理にしても、辞書レベルの使い方はできるみたいだな。
これで分からない漢字や語句も検索できるようになった。
たまに不安になるからな。確認できるってだけでいいことだ。
まあつまりは、労働環境としてはブラックなのかもしれないが、牢獄での生活よりはいい。ぜひ続けていきたいものだ。
聞いたら死、みたいなタイプの怪異についての話をされないように祈ろう。
ここではそんな話された瞬間に誰にも話せず死んでしまうだろうから。
たしかそのリスクを排除しきれないから、研究者みたいな内部の人間じゃなく、俺らみたいなのが業務をやってるってことだったはずだ。
報告は以上
次の更新予定
2026年1月15日 18:17
▶怪異通話記録 サ目ワタ @samewata
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